出版社内容情報
いわゆる「取締役」またはそのポジションの経営者側の役割は、自社の成長を推し進めることでしょう。そのためには自社の財務実態を把握する能力とその能力向上が不可欠です。そこで、決算書を読めるスキル、すなわち会計学スキルが必要となります。本書では、前半で決算書に至る過程の処理の取り決め、簿記の仕組みをわかりやすく解説。中盤で、ある業績悪化企業の実例をもとにしての決算書の問題点の見い出し方や経営における意思決定に触れ、後半で、想定外の事態への備え方、投資マインド等を紹介していきます。とくにこれから会計スキルが必要になるであろう、新米の取締役、経営者の方々に向け、会社を成長させるために必要な会計書類、決算書の見るべきポイントをまとめています。
内容説明
決算書の利益は5つ、資金力のフローは3つ―だけど、並列で見てはいけない!決算書を読めないと人生設計にも暗雲が…。簿記会計の知識を借りて読む財務三表の勘所。ビジネスや投資に絶対役立つ会計スキル。
目次
第一部 会計編(簿記会計の基礎;決算書)
第二部 経営編(意思決定;損益分岐点 ほか)
第三部 決断編(総論;経営哲学 ほか)
著者等紹介
佐藤春男[サトウハルオ]
税理士。獨協大学経済学部中退後、会計専門学校を卒業。その後、日本商工会議所簿記検定1級合格。簿記学校や日本能率協会で戦略会計講座を担当。直接会社指導できる環境をつくろうと考えるに至る。税理士試験に合格後、税理士事務所に勤務し勤務税理士となる。平成13年に独立し、開業税理士として今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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