出版社内容情報
「夢を仕事にした男」と称されたカリスマの人生哲学
「つくって(メーカーが)喜び、売って(代理店が)喜び、買って(お客様が)喜ぶ」の“三つの喜び”を掲げて創業した本田技研工業(HONDA)を率いた本田宗一郎。型破りで破天荒、従業員からは「オヤジ」と慕われた稀代の名経営者にして独創的な技術者だった本田の生き様、そして思考を紐解く一冊です。
自動車修理工だった本田が、戦後の混乱期に自転車に小さなエンジンを取り付けたミニバイクを仕立て、移動手段が乏しかった庶民の足を作り出し爆発的ヒットを飛ばすところから彼の夢物語は始まります(本田技研最初の商品・バイクの名前はドリーム号)。その約10年後には夢だった世界一をオートバイレースで奪取、満を持して四輪自動車の世界に進みます。盟友であり副社長の藤沢武夫と二人三脚で世界にインパクトを与え続けてきたその姿勢は、まさにフロンティアスピリットに溢れたもの。そんな藤沢の証言や本田評、そして数々の本田の名言も解説付きで収録しています。
内容説明
常識を疑い学識を打ち破ったカリスマの人生哲学。ミカン箱に乗って数名の社員に向かい「世界一のバイクメーカーになる!」と宣言してから数年で世界一を奪取した本田の夢の生き様がここに。
目次
第1章 宗一郎誕生から青年時代(本田宗一郎の誕生とその時代;子どものころの夢の大切さ ほか)
第2章 ホンダ創業、藤沢武夫との出会い(自転車にエンジンを付けるアイデア;藤沢武夫との出会い ほか)
第3章 自動車へ進出(夢は止まらない;本田にとっての自動車とは ほか)
第4章 引き際の見事さ(藤沢の口出し;あうんの呼吸の二人 ほか)
終章 本田宗一郎が遺してくれた言葉
著者等紹介
遠越段[トオゴシダン]
東京都生まれ。早稲田大学卒業後、大手電器メーカー海外事業部に勤務。1万冊を超える読書によって培われた膨大な知識をもとに、独自の研究を重ね、難解とされる古典を現代漫画をもとに読み解いていく手法を確立。偉人たちの人物論にも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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