最新科学で発見された正しい寿命の延ばし方

今井 伸二郎【著】

総合法令出版（2024/02発売）

• サイズ 46判／ページ数 304p／高さ 19cm
• 商品コード 9784862809346
• NDC分類 491.358
• Cコード C0030

出版社内容情報

あなたは、自分の寿命について真剣に考えたことはありますか？「80歳くらいまでは生きるだろうから、今は寿命のことなんて気にしない」「今が健康ならひとまずそれでいいかな」とついつい思ってしまうものですが、そんなふうに毎日を過ごしているだけでも「命の回数券」とよばれるテロメアは日々少なくなっているのです。本書では、このテロメアの長さを復活させる方法について詳しく解説し、健康で活力あふれる老後を手に入れるための方法を伝えていきます。さらに、寿命に関する食の最新科学に加え、多くの方が悩んでいる花粉症などのアレルギー、うつ病や認知症などの脳神経疾患の予防に有効な食品についても丁寧に解説していきます。

内容説明

私たちは、毎日生活しているだけで命の回数券を使い切ってしまう。間違った情報に振り回されないためにも、科学的に、丁寧に自分と向き合いましょう。２０年の研究で分かった、遺伝子の秘密！

目次

第１章　老化を遅らせる遺伝子の機能について（「寿命」と「健康寿命」は何が違う？；なぜ「寝たきり」や「認知症」になってしまうのか；健康寿命を延ばしてくれる遺伝子がある　ほか）
第２章　アレルギーに対する機能性食品のありかた（そもそもアレルギーって何？；疾患と免疫は、切っても切れない関係？；免疫とアレルギーの不思議な関係　ほか）
第３章　健康食品の実態と効果的な機能性食品（「こんなに効く」というフレーズはほとんどが嘘；本当に効く健康食品の見分け方；健康食品について知っておきたいこと　ほか）

著者等紹介

今井伸二郎［イマイシンジロウ］
代謝機能研究所所長。東京工科大学名誉教授。藤田医科大学客員教授。１９８４年、東京大学大学院農学系研究科修士課程修了（農芸化学専攻）。日清製粉株式会社中央研究所勤務。２００２年博士（医学）（東京医科歯科大学）。２００５年東京農工大学非常勤講師。２０１０年静岡県立大学客員教授。２０１４年東京工科大学教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[チャー]

代謝機能研究所の所長である著者が、寿命の仕組みに関わる研究事例を解説した本。遺伝子的な視点や細胞の機能が果たす役割についての学術的な見解について、グラフや表を用いて詳しく説明している。テロメアやサーチュイン遺伝子など、専門的な用語についてもその機能などについて詳しく書かれており興味深い。ルテオリンを含むザクロジュースや、アルキルレゾルシノールが含まれる全粒粉などは効果が得られるという見解もあるようだ。一方で、何度も大きく取り上げられたり効果を誇張する健康食品には実際はほとんど効果がないことが多いとのこと。

2025/05/17

[原です。]

★★★人生100年時代に向けて、健康寿命を延ばすための方法を学ぶために読了。遺伝子、食品、アレルギー、機能性食品という分類で科学的なデータを参考に、色々なやり方を紹介。具体的な手法というより、科学的な事実を列挙していて、簡単に日常生活に活用できるかは微妙。とりあえず、ザクロは良いみたいで、お店でザクロを見つけたら、飲むようにしている。

2024/11/26

[しまちゃん]

日本テレビ系列の『カズレーザーと学ぶ。』という番組に「長寿遺伝子『サーチュイン』老化を遅らせる夢の食材！？」という内容で出演した今井先生が一般の方向けに書かれた本です。2万1000個の遺伝子の一つがサーチュイン遺伝子。サーチュイン遺伝子発現を増加させたり、遺伝子産物であるサーチュインタンパクを活性化させたりすると、生物の寿命が延びるとされているとのこと。図解やグラフをたくさん載せて、分かり易く（でも難しいけど・・・）説明しています。

2024/09/23