出版社内容情報
江戸末期、日本という国の行く末を憂い、江戸幕府をはじめ、その時代の常識すら自らの行動で壊しに向かった吉田松陰。わずか30年にも満たない短い人生を、松陰が思う日本と日本人のために生き切り、魂に響く言葉と教えを後世に残してくれた。
著者の遠越段は、人生の困難に直面した際に、座右の書である『吉田松陰全集』を紐解き、その都度、松陰の教えから大いなる知恵と力をもらい、困難を乗り越えてきた。本書は、そんな著者が、現代を生きる我々が、松陰の教えをどのように学び、活かしていったらいいのかを、松陰の残した言葉の中から厳選した100を紐解き解説。
内容説明
時代や世間の常識を破る破天荒なリーダー吉田松陰。30歳という若さで世を去るが、彼の志を継いだ教え子たちが「明治維新」という歴史的な社会変革を成し遂げていく。その原動力となった松陰の教え・言葉を収録。現代のリーダーたちに捧げる101の言葉。
目次
第1章 至誠(真心で生きよ;多くの試練に打ち克ち、日々鍛錬することで、人は本物になる ほか)
第2章 情熱(心を尽くす;もとは皆同じ人間である。努力、向上するかどうかで変わってくる ほか)
第3章 大志(志がしっかり立てられれば、できないことなど何もない;志、目標に集中せよ ほか)
第4章 教学(本当の勉強、学問は自分を磨くためにする;重視すべきは実践である ほか)
第5章 道義(国は人次第;本当の友、仲間には言うべきことは言え ほか)
著者等紹介
遠越段[トオゴシダン]
東京都生まれ。早稲田大学卒業後、大手電器メーカー海外事業部に勤務。1万冊を超える読書によって培われた膨大な知識をもとに、独自の研究を重ね、難解とされる古典を現代漫画をもとに読み解いていく手法を確立。偉人たちの人物論にも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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