出版社内容情報
古代ギリシャ人が体系化したといわれている数学。もともとは、身近なものをわかりやすく考えるツールとして使われていました。例えば幾何学の祖といわれるユークリッドという数学者は、三角形や四角形を使って、数学的に物事を考えました。彼の好んだ三角形や四角形はもともと土地の測量に使われていました。私有財産制が広まり、土地の測量を正確に行う必要が出てきて、数学が発展したのです。このように身近なものを抽象化してわかりやすく考えたり、研究したりすることができるまで仕組み化するのが数学です。数学は世の中の本質をあらわす設計図のようなもの。どのように数学が発展していったのか? 身近な事例から数学の面白さを紹介していく本です。
内容説明
世界は数学であふれている!だれかに話したくなる数学の話80収録!身近に潜む数学を解説!数学的センスが身につく!
目次
第1章 身近なところにある数学(携帯電話でメールが送れるわけ;東京スカイツリーの高さをどうやって測る? ほか)
第2章 よく考えると不思議な数学(「0」は何桁の整数か?;1+1はどうして2になるの? ほか)
第3章 数学で手品のトリックをあばく(タネも仕掛けもある数学でできている手品;虫食い算のメカニズムから必勝法とは ほか)
第4章 世界は数学でできている(オイラーの五角数定理;パスカルの三角形とシェルピンスキーの詰め物 ほか)
第5章 数学がわかれば科学がわかる(世界は「5」に支配されている!?;「和算」を創始した関孝和 ほか)
著者等紹介
植野義明[ウエノヨシアキ]
1955年新潟県生まれ。東京大学理学部数学科卒業。東京大学大学院で数学を専攻。理学博士。東京工芸大学工学部にて講師、准教授を務めた。日本数学会会員、数学教育学会理事。数学検定協会認定幼児さんすうインストラクター。現在は、東京都国立市で、まったく新しいさんすう・数学専門教室「くにたち数学クラブ」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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