出版社内容情報
「みんなに売れるモノ」はもう作れない。では、開発者はどうすればいいのか。
収入が高いにもかかわらず、毎日カップラーメンを食べる人がいました。お湯を入れて3分待つところを8分待ち、麺がスープを吸って柔らかくなったときが食べ頃だと言います。しかしスープは飲みません。かやくも自分の好きなものだけしか食べません。
こんな変わった消費者の意見を元に、新しいカップラーメンをつくります。どんな商品が生まれるのでしょうか。
大量生産・大量消費時代が終わり、マス向けではなく「個人」に寄り添った商品づくりが必要だと言われます。たった一人のこだわりを満足させる商品を作り出し、そこから共感が生まれる。これが新しい時代のイノベーションの公式なのです。
内容説明
生活者起点の商品開発が最も重要だ!市場を分析するな!目の前のユーザーを知れ。商品開発・広告販促・組織構築…あらゆる課題を解決する。いま、新しい価値を生み出す唯一の公式。
目次
第1章 1人のリアルな人間を中心に据える(「人間中心設計」でイノベーションを生む;なぜ日本企業はイノベーションを生み出せないのか ほか)
第2章 「スタート」と「ゴール」を決める―プロセス1「定義設定」(「なぜ作るのか」を明確に;みんなで決めることが大事 ほか)
第3章 「こだわりの種」を見つけ出す―プロセス2「インサイト探索」(エクストリームユーザーの探し方;「数千人に1人」を見つけ出す ほか)
第4章 ユーザーを巻き込んだ商品開発―プロセス3「コンセプト創造」(団体戦で勝負する;ワークショップのプロセス1「アウトプットの提示」 ほか)
第5章 修正を繰り返して価値を育てる―プロセス4「プロトタイプ制作」5「検証」(エクストリームユーザーの満足が大前提;モニター調査で市場規模を測る ほか)
著者等紹介
〓倉益実[タカクラマスミ]
株式会社ネオマーケティング、インサイト・ドリブンディビジョンマネージャー。東京都出身。リサーチ歴13年。大手ゼネコンにて地域開発マーケティング部門を経験後にマーケティングリサーチ業界に飛び込む。マーケティングプランナーとして、さまざまな企業に対するマーケティング企画立案に従事しながら、オウンドメディアの立ち上げと同時にマーケティング部を新設し、責任者になる。また、外部マーケティングパートナーとして多くの企業のマーケティングや教育の支援も担当。現在は、インサイト・ドリブンの事業責任者として、さまざまな企業の新商品開発や新規事業開発を支援している
中島孝介[ナカジマコウスケ]
株式会社ネオマーケティング、インサイト・ドリブンディビジョンデザインリサーチャー。東京都出身。リサーチ歴20年。事業会社の商品開発やマーケティング施策に繋がる提案型のリサーチを長年経験。2013年からデザイン思考を取り入れたリサーチサービスを積極的に展開し、新しい価値創造に注力。2019年、ネオマーケティングに参画しインサイト・ドリブンのサービス化を実現。現在は主にインサイト・ドリブンによる新商品開発やサービス開発を支援している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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