内容説明
「倒産寸前だった会社」がたくさんの人に「愛される会社」に変わった!北海道で本当にあった、感動の物語。
目次
第1章 父と子の決断
第2章 試練のはじまり
第3章 苦悩
第4章 先輩の土下座
第5章 学びの日々
第6章 雪解け
第7章 小さなチャレンジ
第8章 新たな出発
著者等紹介
吉田理宏[ヨシダミチヒロ]
1964年北海道札幌市生まれ。WAYOUTカンパニー株式会社代表取締役。小樽商科大学卒業後、経営コンサルティング会社勤務を経て、1995年に31歳で独立。数多くの成長企業をサポートするとともに、創業者(アントレプレナー)育成のため全国を飛び回る。1998年、ワタミフードサービス株式会社の人材開発本部長に就任。2008年からは、こども向け職業体験テーマパーク「キッザニア」の運営部長として、こどもたちが安全で楽しめる環境づくりや組織運営において手腕を発揮する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ライアン
21
倒産寸前だったバス会社を立て直し黒字化したというお話し。トップは力で人を動かしたがるので、あそこまで待てたというのはなかなか辛抱いったと思います。「従業員を愛す」というのは口にするのは簡単だけど実際にはなかなか難しいですよね。ただ凄くいい話になってるんだけどそこに至るまでもっといろんなことがあったと思うので、そこまで掘り下げて欲しかったなとは思う。2017/08/17
柊子
13
従業員や周りの人の言葉に耳を傾け、まず自分が変わらなければ、と立ち上がる若い経営者。ストーリーには書かれていない苦労が(特に精神面)もっともっとあった事だろう。これからも地域のために頑張って! ところで、私もバスが好きだ。都内は路線が充実しているので、利用しやすい。近年は女性の運転士さんも増えて嬉しいな。2020/12/10
luther0801
12
▼地方バス会社を受け継ぎ、10年かけ売上をV字回復に持ち込んだ逸話。▼ある時「社長自身が悪の根源」であることを思い知らされる。以来「従業員を愛する」を徹底。▼従業員は、新しい取組をすることに抵抗感を持っている。それを「仕事を一つ一つ確かに進めていく、慎重な人が多い」と解釈。▼「お客様の声を聞く」「小さくやる」「従業員を信じて任せる」の3つが主軸。▼世帯を回る営業を実践。そこから得たアイディアで、「目的別時刻業(通院・買い物編)など、ニーズに合わせたチラシを生み出す。▼奇策はない。己を変え、王道を歩むのみ。2016/03/02
izw
7
8/29(水)にBSIAシンポジウム2018「破壊的創造(ディスラプティブ)時代を支えるデジタル戦略」https://bsia.or.jp/corporate/symposium2018/ で、十勝バス社長野村さんの「お客様密着!で地域に貢献する 十勝バスの取り組み」と題する講演があり、終了後の懇親会の場で本書を頒布していた。倒産寸前のバス会社の社長を引き継ぎ、奇跡の復活を遂げるまでの苦労が語られていて、思わず涙ぐむような感動的な話がいくつも盛り込まれている。2018/10/09
とみやん📖
5
テレビ番組で紹介されてて読んだ本。20分くらいで読めちゃった。しかも、仕事あがりでクタクタだったのに。終盤、経営の本質がかいま見える。人をやる気にさせる基には、必ず、信じるという前向きで忍耐づよい経営者または上司による仕事があるのだと痛感した。2016/09/02