神経ハイジャック―もしも「注意力」が奪われたら

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神経ハイジャック―もしも「注意力」が奪われたら

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  • サイズ B6判/ページ数 534p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862762146
  • NDC分類 936
  • Cコード C0040

内容説明

2006年9月、11通のメールが事件を引き起こす。当事者は19歳のレジー。運転中の「ながらスマホ」の疑惑。だが彼には事故当時の記憶がない―。謎に迫る捜査官。鍵を握る科学者。やがて人々は気づく「明日は我が身かもしれない」ながらスマホは命を奪う!?飲酒運転以上の衝突リスク、20分の1まで視野低下、記憶が曖昧に。脳はすごい。だが限界を超えるとコントロール不能になる。その先には…?現代人の病理に迫る科学ノンフィクション。

目次

第1部 衝突
第2部 審判
第3部 贖罪

著者等紹介

リヒテル,マット[リヒテル,マット] [Richtel,Matt]
『ニューヨーク・タイムズ』記者。テクノロジーが人々の生活に与える影響など、幅広いテーマを取材。不注意運転のリスクおよびその根本原因を明らかにし、広く警鐘を鳴らした一連の記事で、2010年にピュリツァー賞(国内報道部門)を受賞。小説も3作執筆している。カリフォルニア大学バークレー校、コロンビア大学ジャーナリズム大学院卒業。神経科医の妻、子ども2人とサンフランシスコ在住

三木俊哉[ミキトシヤ]
京都大学法学部卒業。会社勤務を経て翻訳業

小塚一宏[コズカカズヒロ]
愛知工科大学教授(工学部情報メディア学科)。名古屋大学大学院工学研究科修了(工学博士)。専門は交通工学。(株)豊田中央研究所にてETC(自動料金収受システム)の基礎研究や自動車用エンジンの燃焼研究に従事した後、2002年、愛知工科大学に着任。2004年からドライバーの動作・視線の計測解析、歩行中・運転中のスマートフォン操作の危険性などを研究。工学部長・工学研究科長(2011年度~2014年度)を経て現在、高度交通システム研究所長を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

330
簡単に読んでみたが、運転中のスマホ、携帯の操作をするというのは脳を支配されているということを実感した。2017/02/08

Willie the Wildcat

45
技術革新に伴う社会変革の必要性。問題は前例がないことと、前者の速度。加えて、事件・事故が起きてから法制化される”時差”。本著は携帯電話の功罪を科学/社会面から法廷という時間軸で検証。怖いのは依存性。私自身の生活も、24/7、場所も問わず仕事可能。公私にもれなくデジタルの呪縛の罠。故に、アナログ時間は意図的に確保。特に文字の読み書き。読書はもちろん手書きのノートは、ビジネスでも必須。子供たちともデジタル弊害を踏まえた”Bottom”をルール化。親であっても無論例外は無し!時にきついが・・・。(笑)2017/03/27

ふぇるけん

17
500ページを超える大著だったが、『注意』に関する非常に面白い内容だった。『注意とは有限な資源』であり、現代人はこの資源をさまざまな刺激によって取り合いされている。昔ながらの音楽ビジネスが危機にあるのは、他の選択肢によって聴き手の注意を持続できないため。この本では携帯メールをしながら運転して死亡事故を起こした事例を取り上げている。研究によるとメール送信後、安全運転できる状態に戻るまでに15〜20秒ぐらいかかるらしい。2017/10/11

Koichiro Minematsu

17
車の運転をしながら、スマホでメールの送受信をするということは、当然危険だが、それを事実手を動かして実行してしまう。それは、その人の脳がハイジャックされている。スマートフォンに。便利だとつい、いつでもと考えてしまうところに恐ろしさがある! きっと交通事故の原因をよそ見だけで終わらせてはならないと思う。いつかは、我が身。思い知らされた。2016/10/16

泰然

13
2009年の米国ユタ州、19歳の青年レジーが「ながら携帯電話メール」の交通事故を起こす。死者2名。しかし彼に事故当時の記憶は無かった...。本書は悲惨な事故における秀逸な人間ドラマであると同時、「注意力の科学」への取材を通した、現代人の病理に迫る迫真の科学ルポだ。テクノロジーの進化と普及により、ヒトのタスク処理数は増加したが、神経科学の研究は「注意力」は有限の資源で、ある刺激に注意が向くと人はそれ以外のことが留守になるとする。ながら作業が人の命を奪い、逆に生産性を落とす事実がビビッドに生き方を問いかける。2019/08/14

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