内容説明
一人では何もできない。二人なら何でもできる。アップルもグーグルもソニーも、なぜ二人で起業?あらゆるイノベーションは、二人組から生まれる?クリエイティブ・ペアに学ぶ、創造性のシンプルな本質。
目次
第1部 邂逅
第2部 融合
第3部 弁証
第4部 距離
第5部 絶頂
第6部 中断
著者等紹介
シェンク,ジョシュア・ウルフ[シェンク,ジョシュアウルフ] [Shenk,Joshua Wolf]
キュレーター、エッセイスト、作家。精神衛生、歴史、現代政治・文化、創造性をテーマに講演・執筆。ニューヨーク・タイムズ、ニューヨーカー、GQなどに寄稿。一般の人々が体験談を語るストーリーテリングのイベント「モス」に立ち上げから関わる。また、心理学から創造性を研究する「アーツ・イン・マインド」を主宰。著書『リンカーン』(明石書店)は、ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストの年間ベストブックにノミネートされた。ロサンゼルス在住
矢羽野薫[ヤハノカオル]
会社勤務を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
108
まあまあ。世間ですごい成果を出した人たちは個人の力というよりも、親しい人とタッグだったからこそうまくいったよ的なことをまとめた本。ジョン・レノンとポール・マッカートニーの話が多い。あとは「サウスパーク」の作者二人。まあいろいろ書いてあるけど、そんなに深い内容はない。ただ、切り口はおもしろいしそうかもねと思えるエピソードは多かったかも。2021/05/02
はるき
30
天才の影に隠れたもう一人の存在に光を当てる興味深い本でした。化学反応とはよく言ったもので、二人の人間が出会ったことから生まれた偉業の数々を独自の視点で語っています。長いですが、飽きずに読みきりました。2017/05/02
小木ハム
24
スティーブジョブズやジョンレノン等『孤高の天才』と呼ばれる人たちには、少なからず陰働きをするもう一人の存在があるという法則を実在のケースと心理学の観点から分析している本。ペアの関係性は『主演俳優と監督』『液体と容器』『夢想家と実務家』という三つのタイプが特に多い。それぞれが二人の創造性に弁証法的な発展をもたらす。表面的にはお互いが陰陽の対極に立ちながらも、根っこには対極の性質を併せ持っている。共依存とまではいかない、つかず離れずの距離感。ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)であることが多い。2021/04/15
おーすが
11
人間関係によって生み出される創造性に着目した珍しい本でとても面白かった。自分と同じかつ異質なものを相手に見出す時、二人が緊張の糸を互いに同じ強さで引き合う時、あるいはクリエイティブペアが生まれる。ジョンとポールのエピソードがメイン。ビートルズに詳しくなくても楽しめたがファンならもっと楽しめるだろう。2021/03/21
超読@小説も読める速読
11
孤高の天才は想像上の生き物に過ぎない。各界の著名な2人組に焦点を当て、真のクリエイティビティとイノベーションを生み出すクリエイティブ・ペアの事例を辿る。 2人は社会の最小単位であり、最も流動的で柔軟性のある関係。3人いれば安定するが、想像性は失われる。クリエイティブな人間関係は、親近感と違和感が絶妙なバランスで結びついている2人。スティーブジョブズとウォズニアックや ジョンレノンとポールマッカートニーなど魅力的な2人組のエピソードの数々に、一気に読んでしまった。 ■14分で読了 ■1分 24,272文字 2019/03/19
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