内容説明
好奇心とチャレンジ精神に満ち、自分の頭で考え、枠にとらわれず新しいものを創り出す―。あらゆる分野でますます求められるイノベーション能力の謎に迫る親とビジネスパーソンのための教育書。
目次
1 イノベーション入門
2 若きイノベーターの肖像
3 STEM系イノベーター
4 社会イノベーター
5 学びのイノベーション
6 イノベーションの未来
著者等紹介
ワグナー,トニー[ワグナー,トニー] [Wagner,Tony]
ハーバード大学テクノロジー起業センター初代フェロー(イノベーション教育)、ハーバード教育大学院チェンジ・リーダーシップ・グループ創設者・元共同ディレクター。米国各地のさまざまな学校や財団へのコンサルティングを行っており、ビル&メリンダ・ゲイツ財団シニアアドバイザーも務めた。高校教師、校長、教員養成大学での教授の経験も持つ
藤原朝子[フジワラトモコ]
学習院女子大学非常勤講師。フォーリン・アフェアーズ日本語版、ロイター通信、ニューズウィーク日本版などで翻訳を担当。慶大卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
71
21世紀の経済を引っ張る新しいエンジンとなるイノベーターの育て方。◆イノベーターに求められる資質「好奇心」「コラボレーション」「統合的思考」「行動志向」「実験志向」◆不可欠な要素「専門性」「クリエーティブ思考」「モチベーション」 このうちモチベーションがもっとも重要。・外的モチベーションと内的モチベーションがあるが、内的が必要→3つの要素「遊び」→「情熱」→「目的意識」◆イノベーターに育てるには→子どもに与えるオモチャを減らし、想像力を促すものを与える・自分で情熱を燃やせるもの見つけさせ、追いかけさせる。2018/11/29
Koichiro Minematsu
32
学歴というレベルの教育では、もはやイノベーションは生まれない。「知っている」だけではなく「知っていることから何ができるか分かっている」まで到達していること。そして、決して一人ではイノベーションは生まれないことを理解する。メンターがいる、チームをつくる。コラボレーションし、遊びや情熱から着想すること。フィンランドに学ぼう。2019/08/10
yukiko-i
18
学習指導要領の改訂とともに、学校教育の変革も求められている。大学入試の方法も変わる中、21世紀型スキルが身につく授業法の開発が必須だ。アクティブラーニングといった課題解決型授業のように、教師の役割も「寄り添うガイド役」へと変容しなければならない。本書は、イノベーターの育った環境にも言及されていて、大変興味深かった。2015/09/05
超運河 良
14
子供の頃、自分の想像力を駆使して役を演じ時間を忘れるぐらい楽しく遊んでいた頃の想像力は将来の創造力になる。遊びを通し自然と仲間との接し方や協力を覚え楽しそこに情熱が生まれてくる。多くは教育の中で世間の物差しで枠を作りやがて大人になると子供の頃の枠にとらわれない想像力よりも世の中での枠の中の想像力で自分の能力を決める人間になっていく。イノベーションよりも現状維持になってしまう。イノベーションは世の中で思い込まされた枠を捨て制限の無い想像力からイノべーションが生まれる。根拠のない褒め言葉こそ子供の可能性がある2015/09/12
イノベーター
13
内容は間違っていないと思いますが、わざわざ読まなくても、という印象は否めない一冊でございます。 http://www.4-de.net/changebook/?p=6222014/05/23
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