Series on the move<br> ソングライン

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Series on the move
ソングライン

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  • サイズ A5判/ページ数 497p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784862760487
  • NDC分類 935
  • Cコード C0098

内容説明

オーストラリア全土に迷路のようにのびる目にはみえない道―ソングライン。アボリジニの人々はその道々で出会ったあらゆるものの名前を歌いながら、世界を創りあげていった。かつてのドリームタイムに大陸を旅した伝説のトーテムの物語に導かれ、チャトウィンは赤土の大地に踏み出す。人はなぜ放浪するのか―絶えずさすらいつづけずにはいられない人間の性を追い求めたチャトウィンが、旅の終わりに見出したノマティックな生き方の真実とは?死の直前で書き上げたチャトウィン渾身の力作。

著者等紹介

チャトウィン,ブルース[チャトウィン,ブルース][Chatwin,Bruce]
1940年、英国サウス・ヨークシャー州シェフィールド生まれ。マールバラ・カレッジを卒業後、美術品オークション会社サザビーズのポーターとして働く。8年後、最年少でディレクターに昇格するが、世界を旅したいという思いが高じ、ほどなく退社。1972年から3年間サンデー・タイムズ紙の特派員をつとめたのち、「6カ月、パタゴニアに行ってきます」と電報を残して旅立った。この旅から生まれた処女作『パタゴニア』が、英国ホーソーンデン賞、並びにE.M.フォースター賞に輝き、作家として順調な一歩を踏み出す。『ソングライン』は、1987年の刊行と同時にサンデー・タイムズ紙のベストセラー・リスト第1位に輝き、トップテン圏内に9カ月間とどまった。旅をこよなく愛したチャトウィンだったが、旅行中に患った病気がもとで、1989年1月に逝去する

北田絵里子[キタダエリコ]
1969年、大阪生まれ。関西学院大学文学部フランス文学科卒。外資系電機メーカーを経て翻訳の道へ進む。2003年より、『ダ・ヴィンチ・コード』(角川書店)の翻訳者・越前敏弥に師事。ミステリー専門誌で洋書紹介のコラムなども手がけている。『ソングライン』がデビュー作となる

石川直樹[イシカワナオキ]
1977年、東京生まれ。2000年に地球横断プロジェクト「Pole to Pole」に参加、北極から南極までの人力踏破を達成。2001年、七大陸最高峰登頂の最年少記録を樹立。カメラを片手に世界じゅうを歩き、旅にまつわる作品を数多く発表している。2008年には、写真集『NEW DIMENSION』(赤々舎)『POLOR』(リトルモア)で日本写真協会新人賞ならびに講談社出版文化賞を受賞。冒険家・神田道夫を描いた作品『最後の冒険家』(集英社)では開高健ノンフィクション賞を受賞している。そのほか著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

47
小説のような紀行文なのでしょう。オーストラリアのアボリジニの足跡を現地の案内人と一緒に訪ね歩いています。読んでいるとしみじみとした感じがしてきます。やはり騒々しい都会を離れてこのような地域を歩くのはたまにはいいのかもしれません。パタゴニアを昔読んだのですがこのソングラインもかなりいい本だという気がしました。2015/02/09

紫羊

21
「パタゴニア」に陶酔し過ぎて、何となく次を読むのが躊躇われたことから、この本は長く読まないままだった。ヘルツォークの「歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡」を観て俄に手に取った。日に焼けて黄ばんだページを夢中で繰った。チャトウィンの幼年時代の思い出から始まる「パタゴニア」のしっとりした雰囲気とはまた違った魅力にあふれた作品だった。後半に挿まれた作者のノートの記録も興味深く読んだ。数少ない残りの作品も読んでみたい。2022/08/30

多聞

19
神話の時代にアボリジニの祖先が旅の中で出会ったものにまつわる名を歌い、世界を創造した証ともいえるソングライン。本書はオーストラリア全土に広がるソングラインをめぐる旅の記録であると同時に、人は何故放浪せずにはいられないのか、という答えの出ぬ問いに向き合った思索の足跡でもある。随時挿入される「旅のノート」からは、チャトウィンが優れた観察者であったことがうかがえる。2013/03/24

Valkyrie

15
岩波ホール最後の上映作品を観て帰りに購入。アボリジニの生活だけでなく思想と生死感が伝わってくる紀行文でした。途中途中に差し込まれる「メモ書き」もその時の作者の置かれた状況が伝わってきていいスパイスになっている。アイコンであり財産であり子孫へと受け継がれる「ソングライン」。アボリジニしか見えないソングラインと具現化した「チュリンガ」があるとこも興味深い。「What am I doing here」彼の魂は今も旅を続けているのではないだろうか。「奥の細道」を持って旅したらしい「パタゴニア」を読んでみよう。2023/02/08

erierif

15
美しい本だった。風のように旅をする作家ブルース・チャトウィンの日々。前半はガイドの青年とオーストラリアを取材してまわり、後半はパリの手帳(モレスキン)からの抜粋でコラージュされている。本書を読んで彼の本質が美術家であるのを強く感じた。美しい人々、文化、言葉、会話、歌、風景、瞬間…閉鎖された文明社会の美術から飛び出して世界の生きた美しさをこの本に書きとめたのだろう。2015/07/01

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