感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumicomachi
4
短歌研究新人賞受賞から13年分の短歌を編年体で収録。年月とともに作者≒主体の中で変化するもの、しないものを感じさせる。変化しないのはまっすぐな眼差しと怯まない文体だが、次第に落ち着きと膨らみを帯びてくる。【ひとこきゅうまたひとこきゅう特別じゃないものとしてわたしここです】【夕焼けという名の刹那のライラック散りまた新しい空がくる】【空豆の皮剥くように置いていく母の娘であったわたしを】等321首。あとがき前章、というエッセイも読み応えがある。栞に栗木京子、穂村弘、山中千瀬が文章を寄せている。2025年6月刊。2025/06/19
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