内容説明
退職して妻との暮しも定まり、時はゆるやかに流れてゆく。身めぐりの自然から日々の喜びを得て、視線はおのずと光の射す方へと向かう。『乗換への駅』につぐ豊饒の第六歌集。
目次
鏡の奥に(微笑さざめく;雪残る山 ほか)
渦巻蚊取(落花の中に;水音楽し ほか)
めぐる七曜(去年の桜;めぐる七曜 ほか)
生活の色(争ひの声;名残の桜 ほか)
立春は吉(春の言葉は;活入れるべし ほか)
著者等紹介
井谷まさみち[イタニマサミチ]
昭和12年、和歌山県生れ。昭和38年「水甕」に入り、加藤将之に師事。平成4年より選者(~現在)。昭和58年より朝日新聞和歌山版歌壇選者(~現在)。平成2年、和歌山県歌人クラブ会長。平成26年、日本歌人クラブ近畿ブロック長。現在、日本歌人クラブ名誉会員。現代歌人協会特別会員。和歌山県歌人クラブ顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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