内容説明
いま―感じずにはいられない陰翳と求めずにはいられないその向こうの光。祈りの向こうに人がいる。第四歌集。
目次
1(ガラスペン;せかいの影絵;〓ナチュラル;薔薇のTATOO;本と顔)
2(ひとも街もこゑも;波音を吸ひ;傘/香港;ひとは老いて;ゆふべの雷雨;チョークの匂ひ)
3(春雷;遊行女婦;胸に挿す花;素顔;焦点;showとsnow;春の字幕)
4(霧と空港;月を呑む蛙;雪、恥のやうに降る;アイマスク;Village Vanguard;祈りの季節;永久機関)
著者等紹介
松本典子[マツモトノリコ]
1970年、千葉県生まれ。早稲田大学卒業。1997年より作歌を始め、同年「かりん」に入会、馬場あき子に師事。第二〇回かりん賞、第四六回角川短歌賞受賞。歌集に『いびつな果実』(第四回現代短歌新人賞受賞)、『ひといろに染まれ』、『裸眼で触れる』。現代歌人協会会員。日本歌人クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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