出版社内容情報
伊藤紺[イトウコン]
著・文・その他
内容説明
2020年に発売された著者2作目となる私家版歌集。完売が続き入手困難となっていた本作が、前作『肌に流れる透明な気持ち』とともに短歌研究社より新装版同時発売!短歌45首、詩・散文8篇を収録。
目次
足の指
ホットケーキ
虹色
沸騰
ゆりかご
よわいひと
カレー
光の街
髪
花
ふたり
×月×日
牛乳
怒ってる?
退屈
あのね
著者等紹介
伊藤紺[イトウコン]
歌人。2019年『肌に流れる透明な気持ち』、2020年『満ちる腕』を私家版で刊行する。2022年両作を短歌研究社より同時刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぁみ
15
短歌も詩も、とにかく素敵な言葉の数々。一読して、また最初から読んだ。何回でも読みたくなるし、何回でも読めるのよ。唸ったり、にやけたり、感心したり。心が忙しい忙しい(笑)。いつも鞄に入れておいて、持ち歩きたい作品です。2023/10/23
ジル
10
歌人のエッセイは何冊も読んでるけど、歌集を買って読んだのは初めて。女性らしい感性と表現でその瞬間を切り取った情景や心情が、頭の中にパッと現れるものもあれば、よく分からないものもあって、おっさんの消えゆく感性を刺激してくれるような言葉たちがゆらゆらキラキラと光を発しながら並んでいた。2024/05/17
mmmmm
2
たぶんこの先何度も何度も読み返すと思う。それくらい大切で、ふんわり抱きしめたくなる1冊。 読むだけで、幸せになる。2024/06/01
アステア
2
良かったです2024/02/01
aof
2
仕事で疲れて、ぐったりした夜に、手に取って読んでみた。そしたら一気に新鮮な気分になった。短歌の力すごい。 短歌って全然興味なかったけど、伊藤さんの短歌を読むと、忘れたくない瞬間とか、自分では言葉にできない感覚とかが詠まれてて、それでうれしくなったり、驚いたり、共感したり、短歌ってこういう感覚になるんだなぁとすごく味わい深い。 ほんとに好きな作家さんだわ。2023/02/07