出版社内容情報
伊藤紺[イトウコン]
著・文・その他
内容説明
初版たったの300部。増刷のたびに売り切れる噂の私家版歌集が、発売から約3年の時を経て次作『満ちる腕』とともに短歌研究社より新装版として同時発売!「わたし」を巡る60首。歌人・伊藤紺、最初の短歌集。
著者等紹介
伊藤紺[イトウコン]
歌人。2019年『肌に流れる透明な気持ち』、2020年『満ちる腕』を私家版で刊行する。2022年両作を短歌研究社より同時刊行。その他の作品にミニ歌集『hologram』(CPCenter)、Kaho Iwaya(opnner)との共作『すごく近い』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水色系
16
何から何まで好き。タイトル、装丁、歌、使ってるフォント、ページや歌によってレイアウトを変えてるところも。サイン本なんだけど、サインに、日付と時間まで書かれてるのがなんかうれしい。特に好き→きみに会うときのわたしが好きなのに あなたらしくとか言わないで(P31)/楽しんで暮らせば溜まる髪の毛の捨て方なんて習わなかった(P48)2024/10/19
nami
15
日常の中の誰にも言えない、言葉にならないような透明な気持ちが沢山詰まっている。どの歌もドラマのワンシーンのような光景がはっきりと思い浮かんで、続きを知りたくなった。「サントリー烏龍茶のCMにでてくる女みたいに生きる?」という歌を読み、気になって烏龍茶のCMを調べたら幸せそうにご飯を食べる阿佐ヶ谷姉妹が出てきて和んだ(笑)たしかに、一生あんな風に可愛らしく上品に生きてみたい。2025/02/16
まぁみ
13
出会ってしまった。心を撃ち抜かれました。最近は女性歌人の魅力的な作品が多々あり、読み漁っていますが、あ、男性歌人もたっくさん読み漁ってますよ(笑)。伊藤さん…群を抜いて好きだ♡人気があるのが分かります。いやぁ素晴らしい、素晴らしすぎたわ。伊藤さん、ありがとう!宝物が増えました!2023/10/23
ケー
10
元々は私家版で出版されたものが短歌研究社から商業ベースで再出版されたもの。 歌の並びやレイアウトなど、こだわりをもって作られたんだろうなと感じる作り。 これは電子では味わえない特権。2023/01/07
aof
4
めちゃ良い。なんか最近の若い子の感性ってこんな感じなのかな〜って思う歌から、振りかぶって同意!みたいな歌まであっておもしろかった。 「ひさしぶりに会うたびきみは生きていて新鮮さに泣きそうになる」と「トイレットペーパー最後のひと巻きのような期待が身体をめぐる」が取り出してる感覚がすごい好きだし、めちゃわかる。 この本を電車で好きな人の歌をイヤホンで聴きながら読めたのほんと最高だった。そのシチュエーションで読もうとした私エライ!2023/01/08
-
- 電子書籍
- モトレジェンド Vol.4 ヤマハRZ…
-
- 電子書籍
- RIDERS CLUB No.280 …