内容説明
疾風怒涛の時代を生きた杢太郎の全貌に迫る。満州・ヨーロッパと七年半に及ぶ海外生活によって古典の重要性、文明の淵源・源泉を研究することの大切さを自覚した杢太郎が、「ユマニテの人」と呼ばれるにふさわしい価値観を確立していったことを取り上げた。
目次
第1章 生い立ち(生家「米惣」;文学的・美術的雰囲気の中で ほか)
第2章 疾風怒涛の時代(鴎外との出会い;「五足の靴」の杢太郎 ほか)
第3章 海外生活(満州へ行くにあたって;茂吉と杢太郎 ほか)
第4章 ユマニテの確立(留学後の杢太郎;かつての盟友との留学後の交流 ほか)
著者等紹介
丸井重孝[マルイシゲタカ]
昭和24年(1949)5月、静岡県伊東市に生まれる。昭和48年(1973)3月、千葉大学教育学部卒業。同年4月より静岡県(伊東市)公立学校教員として勤務。昭和63年(1988)3月、静岡県教育委員会の派遣により兵庫教育大学大学院修士課程修了。行政職(出向)・学校長などを歴任し、平成22年(2010)3月をもって退職。同年4月より伊東市立木下杢太郎記念館に勤務(社会教育指導員)。日本書道芸術専門学校非常勤講師(国語国文学)。平成17年(2005)「星雲」創刊に参加。星雲短歌会選者、現代歌人協会会員、日本歌人クラブ東海ブロック静岡県幹事、静岡県歌人協会常任委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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