感想・レビュー
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てくてく
6
歌集のタイトルは「ひとり来てかなしい心をやりすごすスタバの雨に人が濡れてる」。周囲の人の死、障害、自身の癌が印象的な歌集のタイトルとして割としっくりするのかもしれないと思った。 「同じ母から身障の弟とわれと生まれ ずるいことかもしれぬと思ふ」「生まれしもの比べるなかれ役たたずと言ふなかれ直に生きるいのちを」「いろいろのポケットありてよく入る鞄買ひたり重くても持つ」「はみ出ぬやう一線まもり塗つてゆく『大人の塗り絵』もわが日常も」「失へば自由になるらし地位名誉囚はるる恋ちちふさもまた」2018/07/02
