著者等紹介
時田則雄[トキタノリオ]
1946年帯広生まれ。北海道立帯広農業高校を経て帯広畜産大学別科(草地畜産専修)修了。農場経営。総面積66ha。1980年第26回角川短歌賞。1999年第35回短歌研究賞。日本文藝家協会会員。現代歌人協会会員。第1歌集『北方論』(第26回現代歌人協会賞、雁書館・1982年)。第3歌集『凍土漂泊』(第2回北海道新聞短歌賞、雁書館・1986年)。歌評『歌の鬼・野原水嶺秀歌鑑賞』(短歌研究社・2006年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メタボン
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☆☆☆ オペリペリケプ(帯広)の農家の詠む歌はごつごつとした力強さと自然のはっとする瞬間が感じられる。以下好きな10句。「水がうまい、空気がうまい そりやさうだ オペリペリケプの樹なのだ 俺は」「つんのめるやうに歩けるその訳は重たき物を担ぎたるゆゑ」「透明な風(レラ)のなかにてもつれあうてふてふ白い花びらである」「キャタピラーに踏み潰されても立ち上がる草の力に励まされゐつ」「完璧に輝く場所はどこにある薯掘つてゐる ここだよ ここだ」「とけながら雫をこぼす氷柱たち溶けずに終はる人生もある」 2013/03/24
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