くたかけ

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862659934
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

海辺の町に暮らす三世代の女たち。一家にからみつく奇妙な男。男の持ち込んだ三羽の〓。彼は宗教者か犯罪者か。家族のねじが狂い始めて。ゆるやかに解体される家族の物語。

著者等紹介

小池昌代[コイケマサヨ]
詩人、小説家。1959年東京都江東区生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。詩集に『永遠に来ないバス』(現代詩花椿賞)、『もっとも官能的な部屋』(高見順賞)、『夜明け前十分』、『ババ、バサラ、サラバ』(小野十三郎賞)、『コルカタ』(萩原朔太郎賞)など。小説集に『感光生活』、『裁縫師』、『タタド』(表題作で川端康成文学賞)、『たまもの』(泉鏡花文学賞)など。エッセイ集に『屋上への誘惑』(講談社エッセイ賞)、『黒雲の下で卵をあたためる』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいぴ

43
「くたかけ」が分からずに調べてみると、鶏の古名とのこと。三世代の女三人で暮らす家に、小磯という奇妙な指圧師がつきまとうようになる。小磯を嫌悪してもいつの間にか彼の判断てで物事が決められて、鶏まで飼うことになり、挙げ句の果てには看取りまでしてもらっている。作品全体に、女三人で暮らす心細さにつけ込むのかような、次第に洗脳されていくかのような気持ち悪さが漂う。しかし、小磯がどんな人間かと言うことより、この小説は死の迎え方について描かれたものなのかもしれない。2023/04/03

tom

17
小池さんの書くものは、かなり好きです。けっこう読んできた。そして、新作が出たことを知って、図書館に注文した。物語の最初から、不穏な雰囲気。亡くなった父の看取りをしたという怪しげな整体師が登場して、主人公の生活に侵入する。彼は、母やら娘やらを取り込んで、主人公の生活をかく乱する。ということで最初からうっとうしい。そして、これが最後まで続く。主人公は、結局、怪しい整体師を嫌だ嫌だと思いながら、取り込まれつつある。取り込まれてしまったら、どうしよう・・その不安。妙な小説を書いたな小池さんという感じ。疲れた。2023/05/13

旅人(𝒕𝒂𝒃𝒊𝒕𝒐)

11
生前の父親を看取ったという謎のマッサージ師の小磯。佐知の視点からだと、詐欺まがいの怪しい人物で表現され、それがいつ覆るのか?と思ったら、嫌悪したまま話が進む。母のなをや娘の麦は、小磯を自然に受け入れている。佐知の心情で最後まで読むのが辛かったな。小磯のような存在を妄信するのは危険かな…とは思うが、なるほど…と思うこともあるのだから、グレーな気分で最後まで読んだ。2023/04/19

GO-FEET

6
物語は開始早々から不穏な空気に充ち充ちていて、あぁ〜小池さんやなぁ〜と実感しつつ、あっという間に読了。 ずいぶん久方ぶりとなる小池節を堪能、相変わらずの楽しい読書体験となりました。 ネットで見るかぎりこの作品に言及した記事は特に見当たらなかったのですが、個人的にはなにか大きな賞を獲りそうな予感……2023/04/10

はね

5
くたかけとは何だ?本文に出てこなかったので読了後ググったら鶏のことだそうだ。マッサージ師の小磯は軽薄で調子良いが真実をついてくる。父が母が娘が見事に小磯に取り込まれるが、取り込まれた人の状況はむしろ改善されていく。取り残された佐知は言いなりになるもんかと抗う。あー、負けるな、と思いながら読み続けていたが、遂に佐知は小磯の施術を受けるようになってしまった。ミステリーでもないのにじわじわ来る恐怖のようなものが面白い小説だった。2023/04/09

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