笙野頼子発禁小説集

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笙野頼子発禁小説集

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862659620
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

発禁作家になった。「何も変な事も書いていない」「自分が女である事を、医学、科学、唯物論、現実を守るために書いた」…多くの校閲を経て現行法遵守の元で書かれた難病、貧乏、裁判、糾弾の身辺報告。朝日新聞、東京新聞、共同通信等で絶賛された作品を中心に全8作収録。

著者等紹介

笙野頼子[ショウノヨリコ]
1956年三重県生まれ。立命館大学法学部卒業。81年「極楽」で群像新人文学賞受賞。91年『なにもしてない』で野間文芸新人賞、94年『二百回忌』で三島由紀夫賞、同年「タイムスリップ・コンビナート」で芥川龍之介賞、2001年『幽界森娘異聞』で泉鏡花文学賞、04年『水晶内制度』でセンス・オブ・ジェンダー大賞、05年『金毘羅』で伊藤整文学賞、14年『未闘病記―膠原病、「混合性結合組織病」の』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。11年から16年まで立教大学大学院特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hasegawa noboru

16
性自認の危険性を指摘し、今世界で流行の女を消す運動に反対したら、即、差別作家ヘイト作家と罵られ、猛バッシングに遭う。大手出版社も世の大勢を忖度したか、「ご主張」があることを理由に自社雑誌掲載の小説であるのに、単行本化を拒む。国家、新聞社系の褒賞を除いて、ほぼ文学賞総なめの作家であっても、膠原病の難病を抱え老猫と一人生きる弱い立場の<ただの貧乏な老婆>と見たのか、かくも凄まじい排除、抑圧、苛め、無視の構造。まるで戦前と同じだあね。「質屋七回ワクチン二回」は新世紀の生活の逼迫タケノコ生活を描いた傑作私小説。2022/05/31

うさぎや

9
「女消(メケシ)」がとにかく恐ろしい存在であることがわかる。小説、だけどこれは現実。2022/05/04

梟をめぐる読書

5
「性自認」問題についてのデリケートな私見を小説にぶっ込み、政府のコロナ対応を正面から批判していたら、いつの間にか大手出版社から「発禁」になっていた笙野頼子の最新小説集。もちろん著者的にはそれは「表現の自由」の侵害であるわけだが、実際に作品を読んでみると「あー…まあねぇ」という感じ。しかし身近な生活の実感を通して世界を捉えるという著者のスタンス自体は昔から変わっておらず、変わったとすればそれは世界のほう。個人の「主観」というフィルターを通してすら自由に情報が発信できない時代に、私たちは生きている。2022/07/07

c

4
大塚英志との論争が面白く、小説も読んでみるとそちらも良かったので暫くハマっていたが、最近は読んでいなかった作家だ。それが栗本裕一郎のツイートで近況を知り、フェミニスト同士の内ゲバに対する下世話な興味でこの最新作に手を伸ばしてみると、しかしこれが思いの外良い。いよいよ森茉莉の「贅沢貧乏」的境地に至っている。私小説や身辺雑記と言うより思考の流れ、もっと端的に言うとツイートをひたすら羅列したような作品・文章なのだが、筆力があるので兎に角読ませる。特に「質屋七回ワクチン二回」で、祖母を追想する下りは素晴らしい。2022/11/02

iwtn_

4
あの三部作から読んでなく、最近何をやっているのだろうと気になるとともに、自分のTLに流れてきたので購入。独特の文体は変わらず、なんかまた凄い事になっちゃってるぞと思いつつも、書かれているのはコロナと猫と質屋通いの日々。しかし今では不謹慎かもしれないが、阿鼻は笑った。TPP,性自認と中々闘いもこんがらがってきている様子。ボリビアの事例は気になった。不勉強な自分を感じる。丸善で買ったら直筆入りのポストカードが付いてきて、中にもあって2枚に。老猫が可愛い。未だにワープロ使い?しかしSlackも使うと?2022/10/03

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