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家畜の文化

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000271080
  • NDC分類 480
  • Cコード C0300

内容説明

今から一万数千年前イヌとの共同生活を始めて以来、ヒトは世界各地で、民族や環境、時代に応じ、使役の関係、食糧など、さまざまな家畜文化を形成してきた。現在、家畜は世界経済や政治にも密接に関連しバイオテクノロジーを含めて新たな関係性を築こうとしている。ヒトと家畜の歴史と文化を読み解き、家畜のもつ意味と問題点を探究する。

目次

序論 家畜という文化
第1章 家畜の歴史学(食用の展開と多様性;タブーと儀礼;遊戯のための家畜;一八世紀イギリスの家畜改良―ロバート・ベイクウェルを中心に)
第2章 家畜文化の諸相(モンゴルにおける乳利用の文化;水牛の民族誌;日本の闘牛;競走馬の世界;トナカイと生きること―北欧の先住民族サーミ人の生業活動と文化;イヌイットの犬橇文化;鷹匠の文化;家魚の文化誌)
第3章 家畜の現在(食肉と長寿食文化;家畜からの反逆―BSE・ヒトと動物の共通感染症;バイオテクノリジーと家畜;アグリビジネスと家畜産業;食用家畜のウェルフェア―新しいガイドラインを求めて)

著者等紹介

秋篠宮文仁[アキシノノミヤフミヒト]
山階鳥類研究所総裁/生き物文化誌学会常任理事

林良博[ハヤシヨシヒロ]
東京大学大学院農学生命科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

志村真幸

2
【ヒトと動物の関係学】シリーズの第2巻は、「家畜の文化」。  石毛直道「食用の展開と多様性」、神谷信明「タブーと儀礼」、荒俣宏「遊戯のための家畜」、小長谷有紀「モンゴルにおける乳利用の文化」、高井康弘「水牛の民族誌」、石川菜央「日本の闘牛」などが収録されている。  著名な人物が多数参加し、さらに各分野の専門家を集めて編まれた論集だ。それぞれが最先端の専門的な話をするというよりは、出版当時の最新の知見を総合的に紹介した内容。家畜をめぐるさまざまなテーマについて、ひととおりの見通しを得ることができる。 2022/06/04

0
2年ぐらい前(?)少し読んで,そのまま読みさしだったものです。入門編なのか,あまり難しい(専門的な)話は少なかった印象です。個人的に,面白いとは思ったのですが,データが(もしかしたら学説も)古いのが気になりました。2022/01/05

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