内容説明
思わぬ災禍と失恋の苦痛を乗りこえ、それをネクストステージへの引き金とすべくもがく青年の姿がコロナ禍の今に重なる表題作。人生航路で出会う「魔」の味が苦く深い、熟達の筆致が光る短編集。
著者等紹介
佐々木国広[ササキクニヒロ]
1938年大阪生まれ。元毎日新聞社。元大阪芸術大学講師。短篇小説「乳母車の記憶」で第10回「北日本文学賞」(選者=井上靖)、「バトン ダンス」で第1回「神戸エルマール文学賞」、「赤い月夜に」で第8回「銀華文学賞」(佳作)受賞。『文学界』に「猫の首」、『すばる』に「紫陽花」発表。同人誌「半獣神」「たまゆら」、俳誌「青嵐」創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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