内容説明
ヨーロッパの都市には少し大袈裟にいえば人類が到達した精神が街全体に沁み渡っている感がある。本書は数十年にわたって繰り返しヨーロッパ各地を訪ねた著者が、その歴史と地理を紹介するもの。美しい写真と馴染みのない地域のレポートも秀逸である。観光ガイドとしても優れた一冊。
目次
第1章 古代から中世へ(ローマの伝統をしのぶ;キリスト教の公認から発展へ)
第2章 中世(ゲルマン人大移動とフランク王国;海賊侵入とイングランドの始まり ほか)
第3章 中世から近代へ(地理上の発見;ルネサンスと科学技術の革新 ほか)
第4章 近代(イギリス国教会の成立と絶対王政の始まり;スペイン全盛期とオランダ独立 ほか)
第5章 現代(第一次世界大戦;大戦間の時代 ほか)
著者等紹介
平塚宰史[ヒラツカタダシ]
1955年埼玉県浦和市(現・さいたま市)生れ。埼玉の県立高校にて社会科教諭を務める。世界史の授業を主に担当する。勤務の傍ら30年以上にわたりヨーロッパの各地を訪問し、中世時と変わらぬ旧市街のたたずまいに刺激を受ける。とりわけ美しい景観や歴史の舞台となった古城や教会、戦場跡などの他、市街の記念碑や銅像を生徒に紹介しながら、世界史や地理、現代社会などへの関心を高めさせようと工夫する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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