内容説明
理性の時代から感性の時代へと移り変わる18世紀イギリスの美学思想を“共感”“ピクチャレスク”“ポイエーシス”という三つの視座から見渡す。
目次
第1部 共感(共感の生起と射程について―ディヴィド・ヒューム美学構成への一視点;共感・模倣・変身―十八~十九世紀初頭のイギリスにおける共感論と創作論の接点を求めて;ヒュームのプライド論―共感と比較の原理を視野に入れて)
第2部 ピクチャレスク(ウィリアム・ギルピンのピクチャレスク・ツアー;水と光と植生のピクチャレスク―ギルピンの自然観と美観;表象としての風景美―ギルピンとアリスンの風景思想を中心として)
第3部 ポイエーシス(エドワード・ヤングの天才論―模倣と独創性をめぐって;アリグザーンダ・ジェラードとウィリアム・ダフにおける天才概念;ut pictura poesisからut musica poesisへ―イギリスの諸藝術比較論における“描写”と“表現”をめぐって)
著者等紹介
相澤照明[アイザワテルアキ]
佐賀大学名誉教授。専門は18世紀美学・藝術論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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