内容説明
概略的解釈に流されることなくあくまでもテキストを一文字ずつ辿り、ヘーゲル哲学の発酵と誕生を描く。アカデミー版全集に依拠した初のヘーゲル「イエナ期」の通史。
目次
第1部 同一哲学期 1801‐1802(『ドイツ憲法論』―同一哲学期の政治論文;『差異論文』―「同一哲学」の始まり;『惑星軌道論』と最初の講義;『哲学批評雑誌』第1巻―ヘーゲルとシェリングの共同作業;『人倫の体系』と『信仰と知』;『自然法論文』その他)
第2部 超越論的観念論期 1803‐1804(自然は精神の他者;『1803/04年の精神哲学』;『1804/05年の論理学・形而上学』;『1804/05年の自然哲学』)
第3部 ヘーゲルの哲学の近代化 1805‐1806(『1805/06年の自然哲学』;『1805/06年の精神哲学』)
エピローグ兼プロローグ 発酵の時代から誕生の時代へ
著者等紹介
松村健吾[マツムラケンゴ]
1947年生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。博士(社会学、一橋大学)。大東文化大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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