出版社内容情報
詩人ニーチェの真意、健やかな喜びを伝える画期的全訳
ニーチェの真意に最も近い全訳
『ツァラトゥストラ』は訳(わけ)の解らぬ本だとよく言われる。然し、本当は訳の解らぬ本にされてきたのではないだろうか。抑(そもそも)、この本の健やかな喜びは、軍国主義にとって真(まこと)に都合が悪かった。だから「没落」を乱用して、その喜びを葬り去ろうとした。ここに既に嘘がある。一つの嘘は二十の嘘を呼ぶ。すると全体の辻褄が合わなくなる。訳の解らぬ本にならないわけがないのだ。
訳の解る本にしたいなら、大本の一つの嘘と二十の嘘を正さねばならぬ。誰がそこまでやっただろうか? ともあれ、漸くニーチェの真意に最も近い全訳が生まれた。2018改訂『黄金の星(ツァラトゥストラ)はこう語った』を謹んで次の世代に捧げたい!(訳者)
ニーチェ[ニーチェ]
著・文・その他
小山修一[コヤマシュウイチ]
翻訳
内容説明
詩人ニーチェの真意、健やかな喜びを伝える画期的全訳。
目次
第1部 ツァラトゥストラの序説(超人と最低の人間;ツァラトゥストラの話 ほか)
第2部(鏡を持った幼児;喜びに満ちた島々で ほか)
第3部(旅人;幻影と謎 ほか)
第4部と究極の部分(蜂蜜の供物;困窮の叫び ほか)
著者等紹介
小山修一[コヤマシュウイチ]
1948年福岡県生まれ。中央大学大学院文学研究科独文専攻博士後期課程修了。1989年4月から2012年3月まで石巻専修大学経営学部准教授。元『文芸東北』同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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