思弁的実在論と現代について―千葉雅也対談集

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思弁的実在論と現代について―千葉雅也対談集

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791770809
  • NDC分類 111.8
  • Cコード C0010

出版社内容情報

待望の初対談集!
いまもっとも注目される気鋭の哲学者が、思弁的実在論から暴力、絶滅、イケメン、
そして自著についてまで縦横無尽に語りつくす。待望の初対談集!
【対談者】
小泉義之/清水高志/岡嶋隆佑/A・ギャロウェイ/いとうせいこう/
阿部和重/墨谷渉・羽田圭介/柴田英里・星野太/松本卓也/大澤真幸・吉川浩満

千葉雅也[チバマサヤ]
著・文・その他

内容説明

いま最も注目される気鋭の哲学者、待望の初対談集。第一線で活躍する論客たちと、哲学、文学、社会、精神医学、サブカルチャーなどを横断し、現代の問題を縦横無尽に語りつくす。思考の前衛がここにある!

目次

第1部 思弁的実在論(思弁的転回とポスト思考の哲学×小泉義之;ポスト・ポスト構造主義のエステティクス×清水高志;思弁的実在論と新しい唯物論×岡嶋隆佑;権威(オーソリティ)の問題―思弁的実在論から出発して×アレクサンダー・ギャロウェイ)
第2部 現代について(装置としての人文書―文学と哲学の生成変化論×いとうせいこう;中途半端に猛り狂う狂気について×阿部和重;「後ろ暗さ」のエコノミー―超管理社会とマゾヒズムをめぐって×墨谷渉×羽田圭介;イケメノロジーのハードコア×柴田英里×星野太;ポスト精神分析的人間へ―メンタルヘルス時代の“生活”×松本卓也;絶滅と共に哲学は可能か×大澤真幸×吉川浩満)

著者等紹介

千葉雅也[チバマサヤ]
1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。哲学、表象文化論。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

35
千葉の対談、鼎談集です。第Ⅰ部が思弁的実在論を中心に哲学について、第Ⅱ部が文化批評になっています。第Ⅰ部は全て『現代思想』掲載の対談で、哲学研究者同士が専門についてしゃべると厳密になり、自分の立場を守ろうとするか、解説になるだけという残念な印象を持ちました。思弁的実在論の議論は将来消えるかも知れませんが、千葉の思弁的実在論への欲望は第Ⅱ部のような形で続いていくはずです。専門性が異なることで対談の意味があると感じられるのは第Ⅱ部です。阿部との対談で、「長いものを書くのが得意じゃない」「小説って基本的に人間が2019/03/06

里愛乍

28
対談集であるゆえに専門用語が飛び交う第一章は無学な自分には流石に難しい。だが非常に興味深い内容でもあり、怒られるかもしれないがスペキュレイティブフィクションを読んでる時の感覚が過ぎった。第二章は非常に理解というより共感しやすく(自分的に)ここで「切断」という言葉がしっくりくる。「装置」とはまさにそれ、そういう本に出会った時のワクワク感は堪りません。書物と読者の間に起こる「生成変化」私には現実しょっちゅう起こっている。本書もまさしくそんな一冊なのでしょう。先ずは『動きすぎてはいけない』を読んでみたい。2020/03/22

またの名

17
皆が気づいてるけど言ったらお終いだから言わないでいた哲学思想系における王様は裸だという指摘を相関主義の批判によって行った、思弁的実在論。汎テクスト主義のデリダ派とテクスト外の実在を重んじるドゥルーズ派のうち後者の勝利に資するように見える新実在論と、ポスト3.11文学やイケメン研究といったテーマが、著者の関心の下に並列する対談集。新実在論の国内への紹介に尽力しつつ、思考や欲望がどこまで行っても取りこぼす剰余の次元に蓋をするかのような新実在論者に警戒する姿勢が後世に断罪されるか否かは、他人事でなしに気になる。2019/02/28

しゅん

12
思弁的実在論をどのように考えるかを様々な論者と考察する一部、「イケメン」概念、精神疾患の現在、小説と哲学の関係など様々なトピックについて触れた二部、どちらも興味深い話に尽きない。著者のいう「切断」は「他者のために生きるギリギリのところで自分に戻るための切断」を意味していると語っていたところが印象深い。平面と立体に分けて対立項として「イケメン」を語るのも面白いです。松本卓也さんの語り口に好感を持ったので著者を読んでみようと思った。2019/02/22

masawo

6
対談集だが専門用語の嵐で骨が折れた。それでも楽しく読み進められたのは、千葉氏の学者らしからぬオープンなスタンスや引き出しの多さ、ある意味飛躍とも言える大胆なイメージの繋ぎ方のお陰だと思う。参考文献を読んでみたくなる良書。2019/01/17

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