夏目漱石―『猫』から『明暗』まで

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  • サイズ 46判/ページ数 458p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862656117
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報



平岡敏夫[ヒラオカトシオ]

内容説明

漱石文学は時代とのたたかいの所産であるゆえに、作品には微かな“哀傷”が漂う。『猫』から『明暗』までを味読した本書の魅力もそこに関わっている。新たな漱石を描き出す充実した論集。

目次

夏目漱石―『猫』から『明暗』まで
漱石における家と家庭―『坊っちやん』『それから』『門』
漱石―芥川文学に関連して
『吾輩は猫である』の吾妻橋
『坊っちゃん』について
小宮邦隆の『坊っちやん』
『坊っちやん』は佐幕派小説
『坊っちやん』―うらなりの声
『坊っちやん』―面白うてやがて哀しき物語
『坊っちやん』の影―『銀の匙』〔ほか〕

著者等紹介

平岡敏夫[ヒラオカトシオ]
1930年香川県生まれ。日本近代文学専攻・文学博士。筑波大学教授、群馬県立女子大学学長を経て、両大学名誉教授。日本学術会議会員、中国・韓国・台湾・タイ・アメリカで客員教授等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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