内容説明
処女作に近い「花芯」からはまり、「夏の終わり」「比叡」「場所」「秘花」にいたるまで、発表されるごとに同時代人として読みこんだ、寂聴フリークを自認する著者が迫る、瀬戸内文学の魅力!
目次
1 小説家・瀬戸内寂聴―『死に支度』に触発されて
2 一針多い名器で性欲開眼―『花芯』の古川園子
3 瀬戸内晴美の世界―『夏の終り』の四角情痴
4 瀬戸内寂聴の世界―『秘花』を中心にして
5 瀬戸内晴美『夏の終り』から『場所』への道
著者等紹介
坂本満津夫[サカモトマツオ]
昭和6(1931)年栃木県生まれ。日本文藝家協会会員。「文芸復興」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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