内容説明
北満の軽井沢と言われた「扎蘭屯」―美しい自然に恵まれ、帝政ロシア文化の香りを残す地。そこは多民族が穏やかに暮らす奇跡の町だった、その日まで…
目次
1 ロシア帝国、東への道
2 日清戦争がロシア帝国を満洲に進出させた
3 日露戦争、日本を満洲に
4 南満洲鉄道の誕生
5 満洲事変で新国家生まれる
6 ロシアの東清鉄道、満洲帝国へ
7 扎蘭屯の夜明け
8 国境の街、満洲里
9 ハイラル、軍都として
10 昭和二十年(康徳十二年、一九四五年)八月九日
11 昭和二十年(康徳十二年、一九四五年)八月十七日
著者等紹介
源元一郎[ミナモトゲンイチロウ]
昭和9年(1934年)生まれ。父に従って満洲に渡る。少年時代、白系ロシア人、満族、漢族、蒙古族とともに暮らす。昭和20年(1945年)、日本の敗戦により斉斉哈爾に避難し、昭和21年10月8日、胡廬島を経て、九州・博多に上陸、帰国する。博物館学芸員の資格を、佛教大学で取得する。中国、明代・清代の書、畫を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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