ローベルト・ヴァルザー作品集〈5〉盗賊/散文小品集(2)

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ローベルト・ヴァルザー作品集〈5〉盗賊/散文小品集(2)

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862655301
  • NDC分類 948
  • Cコード C0097

内容説明

20世紀の最良の知性に愛読されていた、謎めいた、捉えがたい散文作家の魅力の掉尾を飾るベルン時代の一巻。

目次

盗賊
フェリクス場面集
ベルン時代の既刊・未刊の散文小品から(セザンヌ思考;あつあつのおかゆ;鉛筆書きスケッチ;新年の一頁;ちょっとした敬意 ほか)
ミクログラム(この都市に、いったいどのくらいの人間が住んでいるのかすら知らないけれど;緑蜘蛛;あの頃、ああ、あの頃;ぶらぶらと、つまりは、あてもなく、昨日の午後わたしは;ああ、わたしはここで散文で作文を書いていて ほか)

著者等紹介

ヴァルザー,ローベルト[ヴァルザー,ローベルト] [Walser,Robert]
1878‐1956年。ドイツ語圏スイスの散文作家。長編小説の他、多数の散文小品・詩・戯曲を発表。1933年にヘリザウの精神療養施設に入所して以降は筆を絶ち、1956年のクリスマスの朝、散歩中に心臓発作で死亡

新本史斉[ニイモトフミナリ]
1964年広島生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、津田塾大学学芸学部国際関係学科教授。専門はドイツ語文学、翻訳論

ヒンターエーダー=エムデ,フランツ[ヒンターエーダーエムデ,フランツ]
1958年ドイツ、バイエルン州生まれ。文学博士。現在、山口大学人文学部教授。専門は比較文学

若林恵[ワカバヤシメグミ]
東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。現在、東京学芸大学教育学部准教授。専門はドイツ語圏文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rinakko

17
素晴らしい読み応え。“巨大な愛する能力”とか、“わたしの中の子ども的なもの” “わたしの中の男の子”とか、そういうことを臆面もなく言えてしかもそれが本当に相応しい言葉として響くのは、ヴァルザーが描く人物だからこそ。純粋な存在であることも時には厄介で、怖いことにもなり得ると私は思うけれど、ヴァルザーを読んでいる時間だけは、純粋で無為なならず者の主人公たちに魅かれている(愛すべき…と)。特に「盗賊」では語り手と盗賊の関係が面白く、訳者後書きで得心することがあった。ミクログラムも読めてすこぶる満足(鉛筆書き!)2017/02/21

ルーシー

3
「盗賊」の部分のみ再読。もっと支離滅裂な内容だったと記憶していたが、今回読み直してみて意外とちゃんと流れみたいのがあったり、伏線となるようなところもあったり、一応物語としてまとまっていたんだなという発見があった。これからも定期的に読み返したい作品。2021/11/26

ルーシー

2
「盗賊」はヴァルザー長編小説の中でも一番曖昧な作品だった。"盗賊"="わたくし"なのかそれぞれの話の時系列も行ったり来たりしていて、ミクログラムの紙片に飲み込まれていくようだった。「フェリクス場面集」が未完なのがとても惜しい。2021/02/15

h

2
「ちなみにわたしは喜んで、わたし自身の特徴を描き出すような告白をしたいと思うのだけれども、わたしは物を書きながらも、相当多くのことをいわば言わないできた、それもまったく意図せぬままにそうしてきたのであって、というのもわたしは物書きとして、厄介でないこと、言葉にするのが難しくはなかろうこと、簡単なことを好んで口にしてきたのであって、わたしは自分の内にある重いものすべてをたずさえると、ここでーこれはわたしの性であるようなのだけどもーほんのさわりだけ、お話ししたことの中へ出かけていったという次第なのである。」2016/07/25

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