内容説明
「新古今和歌集」「風雅和歌集」など、南北朝動乱前後の勅撰集成立には、多くの歴史ドラマがあり、和歌自体も変化していった。文と武がからむ歴史と和歌の魅力を語る。
目次
藤原良経と後鳥羽院・実朝―『新古今和歌集』の成立の周辺
西行と崇徳院・待賢門院
宗良親王私記―流離の歌びと(南北朝動乱までの経緯;遠江から越中へ ほか)
光厳院と『風雅和歌集』―京極派和歌を辿る(皇統分離に絡む二条派和歌と京極派和歌の対立;京極為兼の歌論と『玉葉和歌集』 ほか)
長塚節と斎藤茂吉―節の『赤光』書き入れをめぐって
著者等紹介
松林尚志[マツバヤシショウシ]
1930年、長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。現代俳句協会、現代詩人の会の各会員。俳誌「澪」及び「木魂」代表、「海程」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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