内容説明
中臣鎌足には不比等のほかに、11歳で唐に送られ、帰国直後に23歳で急死した長子の定恵がいた。謎に包まれたその悲運の生涯を描いた壮大な歴史小説。“遣唐使三部作”最終編、ついに完成!
著者等紹介
岩下壽之[イワシタトシユキ]
1939年(昭和14)、大阪府豊中市生まれ。幼年期を中国・大連市で、少年期を長野県佐久市で送る。東京教育大学(現・筑波大学)文学部卒。都立高校教員を経て、2000年(平成12)から5年間、中国の大学で日本語教師を務める。『大連だより―昭和十六~十八年・母の手紙』(1995年)、『大連・桃源台の家―昭和十九~二十年』(1997年)、『大連を遠く離れて―昭和二十一~二十三年』(1998年)以上の“大連三部作”で「第17回山室静佐久文化賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。