内容説明
ヘルダーリンの世界を解明するキーワード「自然」概念の変遷過程を辿る。中期から後期の作品、書簡、論文を詳細に検証し、古代ギリシアから、オリエント、インド、アジアまでを射程に入れる。研究史上の不足を補完する。
目次
第1章 詩作前期の自然志向
第2章 自然と幼児
第3章 自然と人為
第4章 祖国論をめぐる自然観
第5章 ゲーニウスの回帰
第6章 根源領域としてのアジア
第7章 絶対者の諸相
補説 「自然」使用に関する集計分析
著者等紹介
田野武夫[タノタケオ]
1970年宮崎市に生まれる。2003年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2004年博士(文学)。現在、拓殖大学政経学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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