内容説明
『グリム童話集』、『ドイツ神話(学)』と並ぶドイツ民俗学の基底であり、民間伝承蒐集のさきがけとなった、グリム兄弟『ドイツ伝説集』の内面的実像を明らかにする試み。
目次
第1章 『ドイツ伝説集』の表現―伝説の配列(『ドイツ伝説集』の配列手法;歴史伝説集の配列;土地伝説集の配列 ほか)
第2章 『ドイツ伝説集』のモティーフ(モティーフ研究と配列;霊魂の捕縛者;小さな人型の怪異体 ほか)
第3章 『ドイツ伝説集』と自然のエレメント(グリム兄弟の伝説観と自然;伝説における自然の聖性;『ドイツ伝説集』の六大要素)
おわりに 『ドイツ伝説集』のコスモロジー
著者等紹介
植朗子[ウエアキコ]
1977年、和歌山県新宮市生まれ。大阪市立大学文学部国語・国文学科卒。大阪市立大学大学院文学研究科修士課程修了(ドイツ文学)。神戸大学大学院国際文化学研究科博士課程後期修了、博士号(学術)取得。神戸大学ドイツ語講師。神戸松蔭女子学院大学非常勤講師。大和大学(新設)非常勤講師。大手前大学学習支援センターチューター。神戸大学大学院国際文化学研究科。異文化研究交流センター(IRec)協力研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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