内容説明
芭蕉芸術のターニングポイントと考えられる、宗匠の座を捨て談林を脱客していく過程を、『桃青門弟独吟二十歌仙』から『虚栗』への歩みに辿る。
目次
1部 芭蕉の談林からの脱却―『桃青門弟独吟二十歌仙』から『虚栗』へ(江戸の談林俳諧と桃青万句への道;江戸の俳諧事情と杉風;独吟二十歌仙とその作者;独吟二十歌仙の作品;追加館子は桃青か;館子の作品;深川退隠―名聞利養を離れる;談林俳諧の盛衰の始終;談林俳諧と漢詩文調;『虚栗』新たな出発;連句の蕉風;談林の行方)
2部 補論(芭蕉と義仲―もう一つの修羅;芭蕉の女人幻想―葛城の神へ寄せて;湖上花と湖水惜春―芭蕉と新古今歌人;芭蕉翁と荒凡夫兜太;杉風小論―芭蕉を支えた高弟;遁世の詩人内藤丈草)
著者等紹介
松林尚志[マツバヤシショウシ]
1930年、長野県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。現代俳句協会、現代詩人会、日中文化交流協会の各会員。俳誌「澪」及び「木魂」代表、「海程」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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