内容説明
同じ性向をもちながら、生を全うしたトーマス・マン、割腹で自ら生を閉じた三島由紀夫。二人の作家の豊饒と不毛、輝きと悲惨をナルシシズムの視点で徹底分析。
目次
第1部 トーマス・マン(初期作品における母のイメージ;トーマス・マンと女性)
第2部 三島由紀夫(特異な性を育んだ幼少期の環境―『仮面の告白』;女性という壁―『金閣寺』;マゾヒズムの方へ―『鏡子の家』、『愛国』、『午後の曳航』)
著者等紹介
高山秀三[タカヤマシュウゾウ]
1954年東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了。ドイツ文学専攻。現在、京都産業大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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