内容説明
19世紀半ばから20世紀半ばにかけていかなるファンタジーを紡いだのか。これまで忘れ去られていた作品までをも視野に入れ、ドイツ人が描いたさまざまな夢や投影の実例を、具体的にそれぞれの時代状況のなかに据え直す。
目次
ある亡命作家の「アメリカ・ファンタジー」
十九世紀の「アメリカもの」小説とヘルマン・グリムの『抗しがたい力』
ある作家における変遷
海の彼方とドイツの片隅で
楽園の消失と新たなる出現
メルヘンの国、SFの国
二つの若い国の狭間で
ファンタジーから現実へ
著者等紹介
山口知三[ヤマグチトモゾウ]
1936年、鹿児島に生まれる。京都大学文学部教授を経て、同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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