内容説明
現代日本の「子どもの文学」をいろどった作家、作品の魅力を探る、第二弾!石井桃子、宮沢賢治、金子みすゞから、打木村治、詩人の永瀬清子、絵本作家の中谷千代子、赤羽末吉、林明子、ベートーヴェンの伝記まで、作家と作品を幅広く紹介。また、「動物」を切り口にした独自の視点での作品論も自由に展開!
目次
ある葉書から珍談へ―石井桃子のドイツ旅
『山のトムさん』と『三月ひなのつき』―愛しい猫とお雛さま
『おひとよしのりゅう』(石井桃子訳)論
『幻の朱い実』(石井桃子)論
三人の絵本作家―中谷千代子・赤羽末吉・林明子
高校生と読む宮沢賢治の作品―「なめとこ山の熊」を中心に
金子みすゞの詩―複眼的思考から生まれる
永瀬清子の作品―母親の心配は無限ならん
打木村治のこと―「赤いコップ」と「みだれる季節」
ベートーヴェンの伝記二つ―伊藤佐喜雄と高木卓
スーホの白馬・ベイヤール・タロー他―三匹の馬の話(大塚勇三・堀内誠一・植松要作)プラス幼いロバの話
著者等紹介
竹長吉正[タケナガヨシマサ]
1946年、福井県生まれ。埼玉大学名誉教授。白鴎大学、埼玉県立衛生短期大学(現、埼玉県立大学)、群馬県立女子大学などでも講義を行った。日本近代文学、児童文学、国語教育の講義を行い、著書を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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