内容説明
ゆきおばあちゃん、90歳。稲城を舞台に「いのち」をめぐる旅へ―。21歳のときに広島で被爆し、戦後を生き抜いてきたゆきおばあちゃん。90歳になる日を前に、東京の稲城という地域を訪れました。たくさんの縄文土器が発掘された稲城の里山を歩き、自然とともに生きた人々の暮らしにふれます。そして、“ヴィーナスの土偶”の不思議な導きで、はるか昔の縄文時代から人間の祈りや願いは同じだと知り、気づいたのです。人は自然に生かされている―。90歳の誕生日。ゆきおばあちゃんは、「いのち」のつながりを想い、新しい一歩を踏み出しました。
著者等紹介
おおたけけいこ[オオタケケイコ]
1937年、高知県生まれ。木村治美エッセイストグループ会員。モンゴルの子どもたちに絵本を贈る「むさしのビーンズクラブ」代表。アジアを考え行動する「むさしのスカーレット」代表・「アジアお話部会」で仲間と一緒にアジアの本を訳し、子どもたちに読み聞かせをする活動を行っている
稲田善樹[イナダヨシキ]
1939年、中国・旧満州生まれ。サラリーマン生活を送った後、97年モンゴルに7ヶ月間の自転車旅行に出る。その後9回ほどモンゴルを旅する。99年「モンゴル紀行」などの個展を新宿紀伊國屋で開催。04年5月、モンゴル子供権利センターより、モンゴルの子どもたちの教育に貢献したとして、ゴールドメダルを授与された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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