コロンビア共和国憲政史

寺澤 辰麿【著】

風行社（2022/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 352p／高さ 22cm
• 商品コード 9784862581471
• NDC分類 312.614
• Cコード C3031

出版社内容情報

寺澤辰麿［テラザワ　タツマロ］
著・文・その他

目次

第１章　コロンビアの立憲主義の起源と独立宣言
第２章　グラン・コロンビア期（１８２１年～１８３２年）の憲法
第３章　ヌエバ・グラナダ期（１８３２年～１８５３年）の憲法と二大政党制の成立
第４章　連邦制期（１８５３年～１８８６年）の憲法
第５章　１８８６年憲法と中央集権期（１８８６年～１９９１年）
第６章　１９９１年憲法（１９９１年～）の制定とその後の諸改正
第７章　我が国の憲法改正に参考として考慮するべき論点

著者等紹介

寺澤辰麿［テラザワタツマロ］
１９４７年２月２５日生まれ。島根県出身。鳥取西高校、東京大学法学部を経て、１９７１年７月大蔵省に入省。１９９７年７月主計局次長、２０００年６月関税局長、２００１年７月理財局長、２００３年７月国税庁長官、２００４年７月独立行政法人都市再生機構理事長代理、２００７年７月駐コロンビア共和国特命全権大使（２０１０年１０月退任）。２０１１年６月（株）横浜銀行代表取締役頭取、２０１６年４月（株）コンコルディア・フィナンシャルグループ代表取締役社長（２０１８年６月退任）。その他、２０１２年９月日本コロンビア友好協会会長。２０１８年５月関東テニス協会会長、２０１８年６月公益財団法人日本テニス協会副会長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[BLACK無糖好き]

コロンビア共和国の200年以上にわたる憲政史の変遷を経済社会情勢との関連も示しながら記述。二大政党制の下で政権交代の度に憲法を改正してきたが、社会的には既存の利害関係の転換が生じるなど、大きな混乱も伴ってきた。1991年憲法の制定で国民が民主的な参画意識を持てるような手続きが制定され、さらに憲法裁判所も創設されるなど、この時期が抜本的な改正となったようだ。非合法武装ゲリラとの和平に向けた、憲法の暫定的改正の経緯なども詳説されていて、ここは興味深かった。

2023/09/28