出版社内容情報
怪談話「耳なし芳一」や「雪女」の著者、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)。それらの物語の原案は、妻である小泉セツの語りによるものだった。本書では、そんなセツの生涯についてまとめた。
急速な西洋化が進む明治時代の日本で、2人がいかにして出会い、結婚し、物語を生み出すまでになったのか。それぞれの幼少期や青年期はどんなものだったのか。セツが語る物語や怪談のルーツはどこなのか。
朝の連続テレビ小説『ばけばけ』の主人公モデルにもなった、セツの生涯を丁寧に描く。
【目次】
序章:セツとハーンが生きた明治という時代と近代化
1章:小泉セツの幼少からハーンとの出会い
2章:ラフカディオ・ハーンの幼少からセツとの出会い
3章:セツが話す不思議な物語とハーンが愛した風
4章:世界で一番良きママさん
5章:夢の国へ旅立つハーンの見送りとその後
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