出版社内容情報
建築写真家の安川千秋が撮りためた、「横浜~横須賀~芝浦の倉庫群」の大型写真集。
80~90年代に4×5カメラで撮影した倉庫群の大半は、当時、すでに時代に取り残されており、湾岸地区のメモワールとして、80 年代に勃興し始めたニューカラー写真の視点で撮影されている。
現在では、再開発で失われたり、廃墟化した倉庫が大半であり、四角い箱として、機能だけを優先した建物が持つ、即物的ワビサビ感に溢れている。
古いブルースやフォークの愛好家の視点で撮られた本作は、いわば戦前の好景期~戦時下~戦後の米軍占領期~60 年代の日本映画のノワールな世界のサウンドトラックが聴こえてくる写真集といえる。
<構成>
1. 山下埠頭
2. 新港埠頭と周辺
3. 帝蚕倉庫
4. 大黒埠頭
5. 横須賀 長浦
6. 芝浦
内容説明
見れば聞こえてくる!!倉庫写真アルバム。失われた倉庫を求めて。山下埠頭をはじめ、横浜‐横須賀‐芝浦のロストな倉庫風景をめぐり歩く。
著者等紹介
安川千秋[ヤスカワチアキ]
1950年横浜市生まれ。1974年中央大学商学部卒業。株式会社住宅新報社入社「住宅画報」編集部勤務。1986年写真家として独立。相川透氏に師事。日本写真協会会員。日本建築写真家協会会員に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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