出版社内容情報
断熱変化や温位などの、なかなか理解しづらいポイントや、コリオリ力や渦度などの重要なポイントを、やさしく解説しています。
中島俊夫[ナカジマトシオ]
1978年、大阪府生まれ。気象予報士試験に2度合格するなど型破りな予報士。大手気象会社で予報を学び、予報士講座の講師としても活躍。現在はフリーとなり、予報士講座やお天気実験教室などを個人で展開している。
内容説明
断熱膨張や温位のこと、熱力学や力学もやさしく解説!気象予報士試験の出題範囲に対応。
目次
第1章 太陽系の中の地球
第2章 大気の鉛直構造
第3章 大気の熱力学
第4章 降水過程
第5章 大気における放射
第6章 大気の運動
第7章 大規模な大気の運動
第8章 メソスケールの運動
第9章 成層圏と中間圏の大規模な運動
第10章 気候の変動
著者等紹介
中島俊夫[ナカジマトシオ]
1978年、大阪府生まれ。高校卒業後、専門学校で気象を勉強し、2002年、気象予報士資格を取得。その後は日本気象(株)で予報を学び、ヒューマンアカデミーで気象予報士受験講座の講師となる。現在は、活躍の舞台を東京に移し、(株)ウェザーマップにて予報業務につくかたわら、(株)クリアで気象予報士受験講座の講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kk
15
再読。気象現象の原理や展開などについて、とても丁寧に説明してくれる入門・概説書。最初に読んだとき、これでオレもお天気博士になれたかなと思ったんですが、再読してみたら内容をほとんど忘れてしまってました。まだ2ヶ月も経ってないのに。歳はとりたくないもんです。が、考えようによっては新鮮な感覚で二度も読めたってことですから、それはそれで良かったのかも知れません。近いうちに、さらにもう一周するつもりです。そんときには、ちょっとは記憶に定着してるかな?2021/04/06
魚京童!
14
こういう本も大事だよね。結構読まれてるみたいだから参考にしていきたい。なんかざっくり見たけど、ざっくりで終わりそうだ。まー他に見たいものがあるからしょうがない。世界史検定とかないのかな。検定がないと自己学習が進まないよね。でも現実的に活かせるわけではないし、なかなか難しいところだよね。2019/08/15
kk
12
気象予報士試験を意識しているものと思しき、気象学の入門・概説書。数式等も出てはくるものの、とにかく親切な説明にひたすら感心。400頁もあって読むのにそれなりの時間はかかるけど、それはそれだけ解説が懇切丁寧ということ。kk的には今んとこ予報士試験受けるつもりはないんだけれど、この本で得られた知識を読みっ放しにするのは勿体ないな。近いうちにもう一周しようかな。2021/02/21
CCC
9
これ一冊頭に入れられれば、だいたいの基礎は抑えることができそう。詳しく知りたい一般の人向け、ぐらいの難易度か。説明が丁寧なのと、マンガやイラストを使って前提知識がない人にも直感的に分かるよう工夫しているのが良かった。しっかり憶えて天気の話が出来る人になりたいです。2019/04/15
nchtakayama
5
これを読んで気象学がよくわかったかというと、そうでもない。タイトルに「よくわかる」と付けるセンスの出版社の出す本はこんなものだろうとも思う。本屋に行くと、そのような題名の多いこと。児童書にも、その波が押し寄せていて危機を感じる。旧統一教会と政治家の癒着の件があり、違和感を胸に仕舞っておくのは美しいことではなかったな、と反省する今日このごろ。2022/07/26