鳥の落としもの＆足あと図鑑

小宮 輝之【監修】/ポンプラボ【編集】

カンゼン（2024/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 160p／高さ 21cm
• 商品コード 9784862557278
• NDC分類 K488
• Cコード C0045

出版社内容情報

鳥たちの「落としもの」から生態を探る！
本書を読めば、キミも“野鳥探偵”だ!!

鳥たちの「フィールドサイン（痕跡）」がわかると野鳥たちの生態や行動を推測できるようになる!!

鳥たちがいた場所に残されたもの（落としもの）、足あとをはじめ、鳥がそこにいたことがわかるあと（痕跡）です。これらを「フィールドサイン」と呼びます。

日中行動することの多い鳥たちは、やはりその姿を目にすることに価値がおかれがちですが、彼らが去ったあとに残される落としものや痕跡も、鳥たちについて多くを教えてくれます。

本書ではふだんは見すごしてしまう鳥の落としものや痕跡の見つけ方、そこから読みとれる鳥の種類や生態、嗜好などについて紹介していきます。

内容説明

ばっちり見せます！鳥たちのさまざまなフィールドサイン（鳥たちがその場所にいたしるし）。「痕跡」でよみとく鳥ライフ！

目次

ｐｒｏｌｏｇｕｅ　鳥の落としものの現場をキャッチ！
鳥たちの生活のひみつにせまる第一歩　鳥の落としもの＆痕跡にまつわる基礎知識
鳥たちの落としもの図鑑　ふん編１
鳥たちの落としもの図鑑　ペリット編
鳥たちの落としもの図鑑　羽毛編１
鳥たちの痕跡図鑑　足あと編
鳥たちの痕跡図鑑　そのほか編

著者等紹介

小宮輝之［コミヤテルユキ］
１９４７年東京都生まれ。１９７２年に多摩動物公園に就職。以降、４０年間にわたりさまざまな動物の飼育に関わる。２００４年から２０１１年まで上野動物園園長。日本動物園水族館協会会長、日本博物館協会副会長を歴任する。２０２２年から日本鳥類保護連盟会長。現在は執筆・撮影、図鑑や動物番組の監修、大学、専門学校の講師などを務める。動物足拓コレクター、動物糞写真家でもある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[榊原 香織]

よく見かけるフンはスズメだと判明（白くて乾いている）　落とし物でも羽は綺麗。　足跡は見分けられる気がしない

2024/07/02

[あじ]

電柱の下に密集するフンを見つけたら、スズメに餌をあげているお宅があるんだなとか。道端に散らばる不自然な羽毛があれば捕食されたのだなと、フィールドサインをついつい拾い歩いている私……。本書はオールカラーで“落としもの現場”を取り押さえているユニーク本。痕跡編も組まれており、子供たちはこぞってあてやっこしそう。「ざんねんな落とし物(人間編)」のコラムは身につまされた。◆併せて読むなら【身近な鳥の生きざま事典】一日一種／著、【ウンチのせいぶつ図鑑】今泉忠明／著、【鳥のフィールドサイン観察ガイド】箕輪義隆／著

2024/07/22

[遠い日]

鳥の「落としもの」と聞いて、排泄物だけを思い浮かべたわたしは頭の柔軟性がない……。フンのみならず、羽や羽毛も落とすし、胃で消化しきれなかったものをぎゅっとまとめて口から出すペリットも落し物のひとつ。さらには、せっっかく獲ったエサを食べる前に落としてしまう失敗はどんな鳥でもするそうだ。鳥がその場にいた証（痕跡）に、足跡もある。足跡だけでその鳥を特定できるようになるのに憧れます。

2024/06/24

[まのん]

落とす瞬間の写真が美しい。

2025/04/26

[Qfwfq]

★4.5

2024/06/01