感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
14
江戸時代の人たちが恐れた妖怪や幽霊について書かれている。百鬼夜行拾遺の妖怪が載ってて「風狸」がかわいい。「屏風のぞき」はしゃばけシリーズのイメージとだいぶ違った。2020/07/31
大島ちかり
7
呪ったり呪われたりで、不審死や早死を祟りと考え、祀ったところが今なお畏れられて残っていたりお参りしたり。都会に見える東京の隙間にある神社や石碑に心奪われます。2022/08/05
乱読家 護る会支持!
7
江戸の町を魔物から守る為の鬼門封じである寛永寺、増上寺、日枝神社、浅草寺など。 平将門、菅原道真、新田義興などの怨霊話。 天狗、河童、化け猫などの妖怪のお話。 お岩さん、お菊さんなど幽霊話。 などなど、、、 東京各地を歩きながらコワーーイ話を聞く😱 噂話、ひそひそ話は、日本人の好物。そして、人から人へ物語が伝わるにつれ、物語は元型から全く別の話になっていく。 特に、コワーーイ話は、登場人物がより先鋭化し、より恐ろしく、より哀れに変わっていく。2020/10/14
夏至
3
特に江戸の鬼門封じと妖怪の章が興味深かった。現代の地図付きなのもいい。京極夏彦の本読むのに便利そうだなぁ。2020/08/16