江戸文化から見る男娼と男色の歴史

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江戸文化から見る男娼と男色の歴史

  • 安藤 優一郎【監修】
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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784862555281
  • NDC分類 384.7
  • Cコード C0021

内容説明

かつての日本で「男色」は特別なことではなく日常だった。江戸の町には「陰間茶屋」と呼ばれる店があった。「陰間」とは、金品と引き換えに身体を売る男娼のことである。性に開放的だった江戸時代、陰間茶屋も陰間も隠すような存在ではなかった。当時の「男同士の恋愛」についても触れつつ、通史には出てこない“男娼”の実態に迫る。

目次

第1章 男色のルーツを探る―江戸時代の男娼誕生秘話(江戸の男色は両性愛者が多かった;江戸時代は男色と女色が両立していた ほか)
第2章 男娼と歌舞伎の意外な関係―男娼文化は歌舞伎とともにあった(若衆歌舞伎の熱狂と衰退;江戸の男を欲情させた前髪の魅力 ほか)
第3章 江戸の人々は男娼とどう遊んだか―「陰間」と「陰間茶屋」の全貌(男娼と遊べる陰間茶屋;陰間と遊ぶ方法 ほか)
第4章 江戸の男娼の性技と作法―心構えから性技・性具まで(陰間にとって髭は“恥毛”;陰間はどんな服装をしていたか ほか)
第5章 陰間茶屋はどこにあったか―各地の陰間茶屋と陰間茶屋の衰退(陰間茶屋はどこにあったか?;陰間茶屋は江戸だけにあったわけではない ほか)

著者等紹介

安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
1965年千葉県生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)。江戸をテーマとする執筆、講演を展開。「JR東日本・大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みや

40
江戸時代の陰間茶屋の実態に迫る歴史教養本。裏から覗き見る江戸文化と思いきや、当時の江戸において陰間は表の世界であり、隠す必要すらない。両性愛者が一般的で、客は老若男女いたらしい。その歴史は常に歌舞伎と共にある。行為前の下準備や性技の詳細な解説、直接的な春画が多数掲載されるなど過激な部分もあるが、至って真面目で色気は無い。興味深い内容ばかりだった。LGBTが当たり前の価値観が異端視されるようになったのは男色を禁じるキリスト教文化が入る明治以降から。宗教なんかに囚われず、自由奔放に楽しむ江戸文化が私は好きだ。2020/04/13

パトラッシュ

24
江戸時代は男色が容認されていたと知っていたが、これほど社会に浸透していたとは。美しければ男女関係なく愛するのが江戸っ子の粋だったのか。戦国期の念者や若衆歌舞伎から発展し太平の世で広まったプロセスから性技や作法の詳細まで、よくこれほど調べたものと感心するしかない。十代前半の少年を仕込む話など性的虐待そのものだが、法も規制もない何でもありの世界では人はどこまでも暴走するのかと思えてしまう。三島由紀夫やLGBTの人なら当時は天国だと思うかも。にしても生々しいほど露骨な描写の図版満載なので人前では読めない本だな。2020/01/29

青龍

17
購入してすぐに半分くらい読んだけど、久しく積んだもの。おぼろげにしか知らなかった男娼の様子を詳しく知ることができた。女性を加えての3Pなど、BL界もビックリのことが(どの程度レアかは不明だけど)行われていたとは、江戸人のバイセクシャルを知った。2020/01/13

4fdo4

16
「日本の伝統文化は~」と口にする人は多いがこの本に書かれていることに触れる人は少ないだろう。もちろん明治維新の前後で文化がガラッと変わったが。こういった文化に嫌悪を覚える方もいるだろうが、150年前に実在した文化である2022/04/01

ジャズクラ本

15
◎江戸時代の男娼に焦点をあてた本だが衝撃的。江戸時代前から衆道として僧侶や武家に一般的だったことは知っていたが遊郭と同列に語られるほど浸透したものだったとは思わなかった。現在「売り専」と呼ばれ同性愛趣向者向けの男娼がいるが、これと全く同じで、更に現在より市民権を得ていたようだ。時に男性だけでなく女性に買われるのも売り専に同じ。市井では少年相手の強姦事件も少なからずあったようで、現代の感覚ではちと想像し難い。備忘録としてコメント欄にその習俗等を記載するが、書くのも恥ずかしいほどのもの。適当に読み流されたし。2020/10/11

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