内容説明
大学時代から50年以上にわたり交流。闘将の知られざる素顔を“えもやん節”で明かす。
目次
プロローグ 星野さんと交わした最後の会話
第1章 コーチャーズボックスから聞こえる「声の主」
第2章 星野批判がマスコミから起きなかったワケ
第3章 「巨人キラー」から「オヤジキラー」へ
第4章 「星野仙一を演じ続けた」理由とは
第5章 星野さんの球界への遺言
エピローグ 星野さんが果たせなかった「夢」
著者等紹介
江本孟紀[エモトタケノリ]
1947年7月22日高知県生まれ。高知商業高校、法政大学、熊谷組を経て。70年ドラフト外で東映フライヤーズに入団。1年目のオフに南海ホークスへトレードすると、いきなり16勝をマーク。在籍4年間すべて二桁勝利を記録した。75年オフに阪神タイガースへ再びトレード。1年目から15勝を挙げてエースとして活躍した。81年に現役を引退。113勝126敗19セーブ・防御率3.52。その後は野球解説者・評論家として活動していたが、1992年に政界へ進出し、参議院議員を2期12年務めた。2001年参議院初代内閣委員長。プロ野球解説者として活動する傍ら、野球界の底辺拡大に努める。四国アイランドリーグplus高知ファイティングドッグス球団総監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anken99
4
星野さんの1学年下だというエモやん。大学こそ違えど、同じ六大学だったこともあって、長く親交があったのだという。そんな長い付き合いがある上に、エモやんも癌をわずらわったとのこと。星野さんとの思い出を振り返る一冊だが、どこか重みを感じる。最後の締め付近にあった一文だが、確かに今後、ONやノムさん、そして星野さんのような「名監督」は出てこないのかもしれない。それだけに熱き名将・星野仙一がいた時代に野球を見ることができた幸運を感じもするわけである。2020/05/31
尿酸値高杉晋作
4
語りおろしかな。 何度か読んだような聴いたような話が多い。 それはともかく、最後の最後(202頁)後ろから4行目。 ありゃ、立場が真逆になっちまう。 編集者はしっかりして欲しい。2018/11/23
tsukamg
3
1999年、中日の優勝が目前となったある日のスポーツニュースで、江本さんは言った。 「さすが、男・星野ですね」 本気でも揶揄でもない不思議な言い方で、妙に心に残った。 本書の語り口も、賛美と皮肉が混じった独特のものになっている。 燃える男の仮面を自在に活用する以前の星野を知りつつ、しかし、プロになって以降の仮面の下は想像するしかない、六大学野球の一年後輩による、冷静な星野評である。2019/11/26
手ぬぐいゲッター
3
星野さんは鉄拳制裁もありで結果を残したと思いますが、これからはそういうやり方では結果が出ないようになると思いました。星野さんのWBCの結果がそれを物語っていると思いました。2018/08/04
やすにぃ
1
⭐️⭐️⭐️2019/03/17