内容説明
フットボール・ライティングの名手が贈る、半世紀の歴史群像劇。登場200名、全49編。当事者が語る熱闘とプライドの記憶!!
目次
1960年代(東京五輪・アジア最弱からの躍進;校庭本拠地の金字塔 V4東洋工業 ほか)
1970年代(不世出の天才伝説・釜本邦茂;社会現象になった王様ペレの来日 ほか)
1980年代(平均年齢21・5歳で挑んだスペイン82;史上初、ドイツ人プロを指揮した鈴木良平 ほか)
1990年代(オフトマジック―“恐韓症”の終焉;ドーハの悲劇 ラモスに残された謎 ほか)
2000年代(アンチ・カズが消え、寵児からキングへ;磐田の完全制覇と消えたレアル挑戦 ほか)
著者等紹介
加部究[カベキワム]
スポーツライター。1958年、前橋市に生まれる。立教大学法学部卒業。1986年、メキシコ・ワールドカップを取材するためスポーツニッポン新聞社を在籍3年目に依願退職。以来、ワールドカップ7度、10度以上の欧州カップ・ファイナル及び4つの大陸選手権等の取材をこなしながら『サッカーダイジェスト』、『エル・ゴラッソ』、『サッカー批評』、『フットボール批評』など数多くの媒体とかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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父さん坊や
1
面白いと思った。若い頃は楽しんで見ていたサッカー。当時は不人気だったから新聞で記事を「探して」読んでいた。でもあまり報道されない部分を頭のなかでつなぎあわせることが楽しい作業だったものだ。この本を読んでいると当時の感興が蘇ってくる。⚪⚪⚪⚪って、この文章、トシですね。2018/06/06
yamabon
1
日本サッカーの歴史を語る重要な一冊がまた新たに誕生した。「日本サッカーの父」と呼ばれたデットマール・クラマー氏の指導のもと臨んだ東京五輪から、1992年生まれ「プラチナ世代」の活躍までを当事者の記憶を交えながら49編に渡るトピックで語る。日本代表はもちろん、日本リーグ誕生から読売・日産の時代、欧州南米各国の代表選手を揃えた華やかなJリーグ創成期から現在へ。それぞれの時代を作ったクラブや選手にスポットを当てた章はどれも読みごたえがあり、その記憶を見事に呼び起こしてくれる。2018/04/15
ケン
0
日本サッカー史の出来事を「線」に繋がる「点」で興味深く読まさせて頂きました。心地良い読後です。2019/08/05
Mimuchi
0
力作。日本サッカーの歴史と物語を知るには良い本。2018/02/02